Stormzyが今後10年間で約13億円を黒人支援の団体に寄付することを約束

今やUKを代表するアーティストの一人であるラッパーStormzy。これまで様々なチャリティ活動でも成果を上げてきた彼が、今回アメリカでのジョージ・フロイドさん殺害事件を契機とした「Black Lives Matter」運動を受けて、今後10年の間に黒人の地位向上のための団体に1000万ポンド(約13億円)の寄付を行うことを約束した。

Stormzyが発表した声明には「私たちの国が常に認識し認めようとしない都合の悪い真実として、UKの黒人が生活のあらゆる面で常に不利な立場に置かれてきたということがあります。それは、単に私たちの肌の色が原因です。私は幸運にも恵まれて今の立場にいますが、イギリスに人種差別が存在するという考えを“この国に差別が存在するなら、お前はどうやってここまで成功したんだ?”と言って否定する人々の声をよく耳にします。私はこれを拒否します。私は、黒人が一生懸命働くと何が起こるか、という輝かしい例ではありません。私たちは何百万人もいます。遠い存在でも、少数派でもありません。私たちは、私たちに対して積み重なり、生まれる前から私たちが失敗するように設計された人種差別的なシステムと闘わなければいけません。黒人はあまりにも長い間、不平等なフィールドでプレーしてきたし、この約束は、いつかその格差を均等にするための戦いを続けるということです」と綴られている。

Complexの記事によれば今回のStormzyによる寄付は彼が2018年に設立した基金「#Merky Foundation」を通じて行われる。これまでも彼はケンブリッジ大学に通うアフリカ系の学生の学費や生活費を支援する奨学金「Stormzy Scholarship」や、若い作家が本を出版できるように自身の出版レーベル「#Merky Books」を立ち上げるなど様々なアプローチでマイノリティや貧困に苦しむ人々への支援を行なってきた。

一人のアーティストとしては桁違いの金額の寄付を約束したStormzy。常に行動で自身の主張を提示し人々のために動いてきた彼だからこそ、ここまで世界中のファンから大きなリスペクトを得ているのだろう。

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