食事中に聞く音楽によって食べ物の味は変わる?

8月に開催されるイギリスのフェス『The Big Festival』のYoutubeチャンネルで、音楽が味覚に及ぼす影響について検証する動画が公開された。

動画ではBlurのベーシストであるAlex Jamesと認知神経科学者のOphelia Deroy博士の二人が、来月開催される『The Big Festival』の会場で実際に出店されるフードを食べながら、相性のいい音楽を聞くことでさらに味が美味しくなるのか検証した。

ハルーミチーズフライを高ピッチの音楽を聞きながら食べると、フルーツ系とシトラス系の香調が高まったように感じる。タコスをゆったりした音楽を聞きながら食べると、ひとつひとつの食材の味がしっかりと味わうことができる。スパイシーな餃子を音量の大きい音楽を聞きながら食べると、さらにスパイシーさが強く感じる。そしてチョコドーナツを低音の重い音楽を聞きながら食べるとダークな味が強まりビターさが増すのを、Alexが実際にヘッドホンをつけて目を閉じて食べることで実感。横でOpeliha Deroy博士が科学的根拠を述べて解説もつけている。

食べ物と音楽の正しい組み合わせがわかれば、今まで以上に美味しく味わうことが可能とのことである。

是非家にチョコがある人は、さっそくベースが強く響くドラムンベース系の音楽を聞きながらチョコを食べて味に変化が起こるかどうか実際に試してみて頂きたい。

『The Big Festival』はイギリスのシェフJamie OliverとバンドBlurのベーシストであるAlex Jamesが主催する音楽フェス。子供から大人まで全年齢対象とした野外フェスとなっている。今年はDe La Soul、Weezer、OK GOなどが出演する。今回の動画で登場したフードを始めとし、様々な料理を味わいながら音楽を楽しむことができるようだ。

RELATED

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。