食品まつり a.k.a foodmanがHyperdubと契約 | 最新作『Yasuragi Land』を7月にリリースへ
名古屋在住のプロデューサーで『Unsound』、『Boiler Room』、『Low End Theory』といったシーンの重要パーティーへの出演も果たしワールドワイドな活動を広げる食品まつり a.k.a foodmanが、UKのレーベルHyperdubと契約し最新作『Yasuragi Land』を7月にリリースすると発表した。
食品まつり a.k.a foodman こと樋口貴英(ひぐちたかひで)は、名古屋市出身で、現在も名古屋を拠点に活動。2010年代初頭に台頭したジュークやフットワークに大きな衝撃を受け、その後の自身の制作に影響があったという。彼はジュークやフットワークの精神と感覚を、自身のスタイルに解釈し伝えている。
十代の頃から人前でのパフォーマンスを続ける彼は、ジャムセッションも本作へのインスピレーションになったという。それは一人で行う制作からは得られないものであり、そこから着想を得たサウンドとフィーリングをつなげて完成したのが本作『Yasuragi Land』の核心である。
また、アーティスト名やアルバムのアートワークから想像できるように、彼は食への大きな関心を持っており、アルバムに収録したトラックタイトルにもそれが反映されている。さらに、サウナ好きでも知られる彼が定期的に通う地元の銭湯や、道の駅、パーキングエリアの食堂でのささやかな楽しみにインスパイアされた楽曲も収録されている。
ああいう所に行ったら、その場の雰囲気を楽しむことができます。自分が作りたいと思ったのは、ギターとパーカッションのサウンドを、先が見えないながらも今感じられる穏やかな社会の感覚と組み合わせた真摯なアルバム。『Yasuragi Land』はそんな‘平穏’な場所なんです。 - 食品まつり a.k.a foodman
今回のアルバムはHyperdubとして珍しくベースが使用されておらず、それによって『Yasuragi Land』は爽やかで洗練された印象を与える。アコースティックジャズのような楽曲もあれば、ディープハウス、ミニマルミュージックのトランス的な要素がアップデートされポリリズム化した楽曲もあるという彼の鬼才ぶりが発揮された作品となっている。
新作から"Hoshikuzu Tenboudai"のMVが公開されており、国内盤CDにはボーナストラック「Super Real Sentou」が収録され解説が付属する他、輸入盤CD、デジタルと各種フォーマットで発売される。
Info
abel: BEAT RECORDS / Hyperdub
artist: 食品まつり a.k.a foodman
title: Yasuragi Land
release date: 2021/07/09 ON SALE
*輸入盤LPは8月中旬発売
国内盤特典:ボーナストラック追加収録 / 解説書封入
CD予約: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11814
LP予約: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11815
tracklist:
01. Omiyage
02. Yasuragi
03. Michi No Eki ft Taigen Kawabe
04. Ari Ari
05. Shiboritate
06. Hoshikuzu Tenboudai
07. Shikaku No Sekai
08. Food Court
09. Gallery Cafe
10. Numachi
11. Parking Area
12. Iriguchi
13. Aji Fly
14. Sanbashi ft Cotto Center
15. Minsyuku
16. Super Real Sentou (Bonus Track) [国内盤CDにのみ収録]