Kanye Westが新たなインタビューでA$AP Rockyの釈放に向けて動いた経験とトランプ支持による批判を振り返る
昨年もアルバム『JESUS IS KING』をリリースする一方でトランプ大統領の支持を表明し続け物議を醸していたKanye West。そんな彼の新たなインタビューがWall Street Journalにて公開されている。
XXLによると、Kanye Westは昨年A$AP Rockyが乱闘騒ぎを起こしたことでスウェーデンにて異例の拘留を受けていた一件について語っている。昨年夏頃、ストックホルムにて一般人から迷惑行為を受けたことに逆上し暴力を振るったA$AP Rockyは逮捕されスウェーデンの刑務所に拘留された。しかしその拘留期間が約一ヶ月にも及び、それを受けたKanye WestとKim Kardashian夫妻がトランプ大統領にA$AP Rocky釈放のため動いて欲しい、と直訴したことが報じられた。
今回のインタビューにて、Kanyeはトランプ大統領への直訴を行う以前に自身でチャーター機を用意しスウェーデンに向かおうとしていたことを明かした。しかし「スウェーデンはその行為を歓迎しないだろう」とのアドバイスを受け飛行機をキャンセルし、その後トランプ大統領にコンタクトを取っていたのだという。その後A$AP Rockyは無事に釈放され、スウェーデンでのライブも大盛況を迎えたためKanyeの助力も功を奏したのだろう。
さらに、彼がたびたび物議を醸す原因となるトランプ大統領の支持については「俺は黒人だけど、MAGAハットを被っている。想像出来るか?あの経験(トランプ支持を表明したことで受けた批判)は、俺が有名になる前に黒人として感じていたことを思い出させてくれた。“アパレルの話をするな”と言われたり、“お前は黒人だから民主党支持だ”と決めつけられたりな」と振り返っている。続けて「全てが人々を決まった場所に居させようとするんだ。人種差別だけじゃない、階級主義や保護貿易主義も含めた全てだ。階級主義は、本棚の上で生活しているようなものだ。金を持っていれば持っているほど上に行く。頂上に立って辺りを見渡すと何が見えると思う?恐怖だよ」と付け加え、社会的なバイアスのようなものから一線を画した存在になるためにトランプ支持を表明していることを改めて強調した。
2024年には大統領選に出馬することも計画しているKanye。彼は今年もどのような動きを見せるのだろうか?インタビューの全文は、Wall Street Journalのサブスクリプションに加入することでこちらから読むことが出来る。