SoulflexのメンバーのZINがEP『PINEAL GLAND』を配信リリース|収録曲“相愛”のミュージックビデオも公開
SoulflexのメンバーでもあるシンガーのZINが、6曲⼊りのEP『PINEAL GLAND』を本日配信リリースした。
今作は、ギタリスト/プロデューサーの野村帽⼦、ベーシストのFunky D(fromSoulflex)を中⼼としたユニットThe Artistが全編の総合プロデュースを担当している。
同時にEPの収録曲“相愛”のミュージックビデオも公開。映像のディレクションは、Motonori Omoriによるものとなっている。
また、リリースに辺りZIN本人からコメントが到着している。
タイトルの『PINEAL GLAND』は松果体という意味で、松果体が覚醒されると第3の眼が開く、といわれています。今回の作品は、⾃分のルーツである90-00年代のネオソウル、ヒップホップ、レゲエに原点を戻して⾃分の内側を⾒つめ直して挑んだ作品です。個⼈的には「ネクストステージにいくぞ」という意気込みはすごく込めましたし、⾳や歌い⽅にもかなりこだわりました。芯はぶれず、でも、ただ昔のサウンドをやるのではなく今の時代に昇華させられるような作品づくりを⼼がけました。
同じくSoulflexのメンバーで、ビートメイカーのMori Zentaroがライナーノーツを寄稿している。
Introduction「PINEAL GLAND」
pineal gland (松果体、松果腺)とは、脳内に存在する内分泌器で、メラトニンなどの化合物を分泌することから、人をはじめ多くの生き物の生体リズムに深く関係していると言われている。
一方で、哲学者デカルトをして「魂のありか」と言わしめ、また、ヨーガではチャクラと結び付けて語られるなど、精神的な分野においても古くから重要視されてきた。
そしてさらに一説では、この松果体は、活性化すると五感が研ぎ澄まされ超自然的な力が覚醒する「第三の目」だとも言われている。
その名の元に纏め上げられた6つの楽曲で、シンガー・ソングライター / アーティスト「ZIN」は
深く自身のルーツを内省、再訪し、新たな境地へと自らとリスナーを導いていく。今作はギタリスト / プロデューサーの野村帽子と、ベーシストのFunky D (from Soulflex)を中心としたプロダクション・ユニット「The Artist」が全編の総合プロデュースを担当。
各曲のクオリティのみならず、EP全体の統一感にも神経の行き届いたコンセプチュアルな作品に仕上がっている。各曲解説
・m1 / 相愛
ベース・ラインとコンガが紡ぎ出すしなやかなグルーヴが、楽曲全体を力強く牽引するスムースなダンサー。70’s soulを想起させるオーセンティックなムードと極めてモダンなビート感の上で、音楽的な官能性と、日本語を基調とした情感豊かな詩世界が交差する。
・m2 / Let Me Love You
R&Bやsoulと並んで、ZINが重要なルーツとしてその名を挙げるreggaeのスタイルを大きく取り入れたラヴァーズ・ロック・チューン。
甘く滑らかなサウンドに乗せて、儚くも過ぎ去り行く愛を歌う。・m3 / The Sign
neo soulからの影響が窺える緩急自在な曲想上で、ZINをはじめ、参加したミュージシャン / クリエイター陣が各々の音色とグルーヴを持ち寄って戯れているかのような、非常に自由度の高い楽曲。
リラックスしたムードの中にも、スリリングで濃密な表現者たちの交感が感じ取れる。
m1「相愛」に続き、ここでもFunky D (from Soulflex)によるベースが全体を引き締めている。・m4 / Pineal Gland
EP表題を冠したインタールード。
サイケデリックな導入として、次曲へと繋がる。・m5 / FWB
dancehall reggaeや、近年盛り上がりを見せるafro beatの要素を含んだ扇情的なリズムと、気怠げなボーカル・パフォーマンスのコントラストがアンビバレントなイメージを喚起する一曲。
クレバーかつ、さりげない形でZINの個性が発揮されている。
additional vocalで盟友JYONGRIが参加。・m6 / Understand
EP中、最もストレートな曲調のバラード。
シンプルなR&Bサウンドと、「多様性」や「個性」の尊重が声高に叫ばれる昨今の社会のムードが色濃く反映されたメッセージ性の強いリリックで、含みの多い余韻を残しつつ作品の幕を閉じる。
Info
ZIN 『PINEAL GLAND』各種配信URL
https://linkco.re/tMB0GYte
ライブ情報
1 ⽉25 ⽇(⼟)”ADVENT CALENDER” 渋⾕hotel koe Tokyo
LIVE:ZIN/NAGAN SERVER
DJ:BAKU(KAIKOO)/DJ KENTA/DJ AKITO
1 ⽉31 ⽇(⾦)”EPICK Vol.8” 中⽬⿊solfa
LIVE:ZIN/NAGAN SERVER and more