先日開催されたTyler, The Creator主催の音楽フェス『Camp Flog Gnaw』。その2日目のヘッドライナーは事前の告知では伏せられており、多くのリスナーはここ最近動きが活発化してきたTylerの盟友Frank Oceanの出演を期待していた。しかし、実際のサプライズゲストはA$AP Rocky、Lil Uzi Vert、Drakeの三人。Frank Oceanを期待していた観客はDrakeのライブ中にブーイングを浴びせ、それを受けたDrakeが出番の途中でステージから姿を消してしまったことが話題となった。そんなDrakeが受けた気の毒な扱いについて、同郷であるトロント出身のラッパーTory Lanezが語っている。
Complexによると、Tory LanezはLAのラジオ局Real 92.3の番組に出演。そこで「DrakeのCamp Flog Gnawの件についてどう思う?」と尋ねられ、「個人的に思うのは、みんながその時誰かのことを望んでなかったとしたら、そこにいるべきじゃなかったってことだ。みんなはその瞬間に見たいと思ってる誰かを、何かを見ることに高い期待を持っていたんだろう。俺とDrakeはメッセージを送りあってそのことについて笑ってたけど、“Camp Flog Gnawにお前の出る幕は無かったんだよ”って言ったよ」と、Drakeに対して冗談混じりに辛辣な意見を述べたことを明かしている。
.@torylanez shares his thoughts on @Drake being boo’d at Camp Flog Gnaw and says that they laughed over it. @BBNcrew tune in today! pic.twitter.com/pzBQJXSl2a
— REAL 92.3 LA (@Real923LA) November 14, 2019
続けて「他の観客だったら、あいつはどこに行っても皆をぶち上げることが出来るはずだ。誰のこともディスするつもりは無いけど、Drakeはトリだったんだぜ。みんなはトリに別の誰かが出ることを期待してたんだ。期待が高すぎた。もしも俺が観客だったら“何だよ?”って思ってたはずだ」と、Drakeをフォローしつつも出演の順番が良くなかったことを指摘している。
以前は激しいビーフを繰り広げていたDrakeとTory Lanezだが、2017年の5月ごろに和解。その後二人でツアーを行なっており、今回の一件からも冗談を言い合うような良い関係が続いていることが分かる。
ブーイングを受けたDrake自身はその後自身のInstagramにて「Camp Flog Gnawと10年間の出演契約を結んだ。ごめんな、お前らが30歳になるまで毎年会おうな」と投稿。一切くじけずに不敵な姿勢を貫くのは流石スーパースターと言ったところだろうか。
Tory Lanezが出演したReal 92.3の番組はこちらで全編を観ることが出来る。