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Lil Nas Xが少年時代に自身のセクシュアリティに対して感じた苦しみを明かす

“Old Town Road”で全米チャートの歴史を塗り替える19週連続1位という記録を達成し、さらに6月の終わりに自身のセクシュアリティをカミングアウトして話題を呼んだLil Nas X。そんな彼が、ゲイであることによって少年時代に苦しい思いをした経験を明かしている。

Complexによると、Lil Nas Xはテレビ番組CBS This Moriningの今週月曜日に公開されたティーザー映像にて、「10代の頃、俺はただ祈っていて、祈り続けるだけだった。いつかこれが消えてくれるようにな。俺が今いるような立場だったら、それは簡単なことだ。でも、ここから10マイルも離れたところにいるような普通の少年にとって、それは良いものじゃないんだ」と語っている。彼が現在のような人気アーティストになる以前の少年時代には自分自身という存在に酷く苦しんでいたようだ。

続けて「でも、俺はそれがいつだって助けになってくれると思うんだ。俺たちはまだ長い道のりを歩んで行かなきゃいけない。だって、学校で俺の曲を聴いているような人が“お前はあいつの曲を聴いてるからゲイだ”なんて言われてしまうから。だから、まだやるべきことは沢山ある。それでも、いつかそれが助けになると信じてるよ」として、彼自身も含めた同性愛者たちが立ち向かっている厳しい現状に触れつつも、現在の活動が未来に対して希望を与えるものだと信じている様子を見せた。

Lil Nas Xは当初セクシュアリティについて「墓場まで持って行くことも考えた」としながらも、「多くの人に扉を開く事になる」という可能性を考えカミングアウトに踏み切ったと発言している。未だにLGBTQに対する差別は存在し続けているが、彼に共感するファンが増えることによってそのような状況も変わって行くのかもしれない。

Lil Nas Xが出演するCBS This Morningはアメリカ時間で今週火曜日朝に放送される。予告では地元アトランタの高校を彼がサプライズ訪問する様子も公開されており、こちらの内容にも期待だ。

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