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数々のヒットを生み出してきたTimbalandが「今でも自分が作れなかったことに嫉妬する楽曲がある」と明かす
先月行われたウォーターフェスティバルのOTHERtone座談会にてTimbalandが登壇し、数々のヒット作を生み出した今でも自分が作れなかった事に嫉妬するような楽曲がある事を明かした。
嫉妬するほどTimbalandが作りたかった曲というのが、1999年にリリースされたR&BシンガーKelisによる“Caught Out There”だ。この楽曲はPharrell Williams とChad Hugoの二人によるThe Neptunesによってプロデュースされたもので、全米シングルチャート54位にまで到達している。
この曲についてTimbalandは「Pharrellはマスターサウンドっていう名前のスタジオを持っていて、もう一つのスタジオに通じていたんだ。俺とMissyはスタジオAで働いていた。その時に俺は“I hate you so much right now”っていうのを聞いたんだ。俺は『なんだ今の?』って言ったよ。そして『Missyお前も聞けよ』って。それから『ああ、俺もこんなビートを作りたかったな』って思った。それがこの曲だよ。Pharrellが作ったんだ。『クレイジーだ』ってなってたよ。」と昔に偶然耳にしたビートが、今でも忘れられないものとなっている事を語った。
“Caught Out There”はKelisのデビューアルバム『Kaleidoscope』のリードシングルだ。本作はアメリカ内での宣伝の失敗もあり、ヨーロッパで高い評価を得た。Kelisはその後も順調に人気を獲得し、2000年代半ばで人気絶頂を迎えた。