Billboardチャートでの1位獲得に続き、先日には、ついにDrakeの持つ1週間のストリーミング再生記録を塗り替えるという偉業を達成した新鋭ラッパーLil Nas Xの“Old Town Road”。
「カントリートラップ」として注目を浴びた同曲の勢いはとどまるところを知らないが、やはりここまで人気が上昇したこともあってか“Old Town Road”に対し、否定的な意見を述べている人も多い。ラッパーのDave Eastもその一人だ。
今週水曜日、自身のInstagram LiveにてDaveは“Old Town Road”は「ワックだ」と述べた。
「あのクソ“Old Town Road”はマジでワックだ。俺はヒップホップシーンやラップシーンで一体何が起こっているのか知らないし、ヘイターになるつもりもない。だがあの曲はワックだ。スーパーワックだ!」とヘイターになるつもりはないと言いながらも、“Old Town Road”を痛烈に批判している。
確かに、ニューヨークのハーレムで育ったいわば正統派ラッパーの彼が、弱冠20歳の若者がネットの力でシーンの中心に躍り出ることが出来る現状に不満を持つのも分からなくはない。
しかし、プロデューサーの9th WonderやJoe Budden、Ski Mask The Slump Godなど多くアーティストがLil Nas Xをサポートしているのも事実だ。このようにDaveも含め多くのラッパーが“Old Town Road”に反応している時点で、Lil Nas Xの人気が確かなものであることを表していると言えるだろう。
Lil Nas X本人にDaveの声が届いているかは分からないが、彼はこの勢いのままDaveの意見を覆すことが出来るだろうか。