Anderson .Paakの母親が『Oxnard』に対するメディアの批判的な声に激怒

4月には待望のニューアルバム『Ventura』のリリースを発表したAnderson .PaakがEsquireのインタビューに登場。自身3枚目となる新作の制作過程などについて語っている。

Paak曰く、彼のAftermathからのデビュー作である『Oxnard』は多くの面で妥協しなければならなかったそうなのだが、『Ventura』に関してはより良いものになっているとファン達を安心させている。
「Dr.Dreが『Ventura』では俺に沢山の余裕を持たせてくれたんだ。彼は‘それはお前のものだ’って感じだったよ」と『Oxnard』でも共作をしたDr.Dreが今作に関しては自身に多くを委ねてくれたことを明かしている。Paakは続けて「このアルバムの制作や歌詞や客演において俺は羽を伸ばすことが出来た。多くのヒップホップアイコンとともに、非常に野心的に制作しているよ」と語っており、『Oxnard』に比べて、だいぶ自由に『Ventura』の制作にあたることが出来たようだ。

こうPaakが言っているように、『Oxnard』に関してはAnderson .Paakらしくないという批判的な声も多く上がっていたらしく、DJ Boothには“Anderson .Paak's‘Ventura’Album Will Be an Anderson .Paak Album(Anderson .Paakの『Ventura』はAnderson .Paakのアルバムになるだろう)”という記事が掲載されたりもしていた。要するに『Oxnard』はAnderson .Paakのアイデンティティが感じられなかったが、『Ventura』はそれを払拭するものになるだろうということだ。

そんな中、この記事を読んだAnderson .Paakの母親が怒りを見せている。Paakは自身のInstagramのストーリーで母親から送られてきたメッセージをシェア。


メッセージには「『Oxnard』でAnderson .Paakはアイデンティティを失ったと言ってる全てのヘイタ-の皆さんへ。これが私の言うべきことよ。私はPaakが『Oxnard』でアイデンティティを失っているというのには反対だわ。それどころかPaakはアイデンティティを失ってなどいないし、むしろ彼の素晴らしい多様性を見せつけたのよ!ヘイタ-の皆さん、間違いないでしょ!」と自身の息子を擁護するとともに、ヘイタ-達への怒りを示している。

しかし、批判的な意見も多くあったものの、『Oxnard』はそれまでPaakがリリースした作品の中で、最もチャートの上位に位置していたので、批判の声をそこまで気にする必要もないだろう。

いずれにせよ、Paakも自身の母親による力強い擁護に励まされたことだろう。新作にも期待が高まるばかりだ。『Ventura』は4月12日にリリース予定だ。

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