複数回拘留を受け#FreeMeekMillというムーブメントを起こしたことでも知られるMeek Millと彼を長くサポートしてきたJay-Zが今回、刑事司法制度の改革を目指す組織「REFORM Alliance」を立ち上げたことが明らかになった。
Jay-Zは昨年9月に開催されたTIDALのショーの収益を全て刑事司法制度改革のために寄付したほか、New York Times紙のインタビューにて「今の制度が若く、経済的に不利なアフリカ系アメリカ人を窮地に陥れている。この制度が貧困と犯罪の生活を彼らが送る原因だ」と語るなど制度の改正に対して積極的に意見を発信してきた。そんな彼が今回Meek Millと共に満を辞して改革のための組織を旗揚げしたとあって、音楽シーンの外からも大きな注目が集まっている。
「REFORM Alliance」の設立には約5000万ドル(55億円)という莫大な資金を費やしたようで、またNBAチームであるフィラデルフィア76ersのオーナーを始め様々な実業家が参加。Meek Millはローンチイベントにて「色々なことを乗り越えてきたけど、俺はラッキーだ。こうして声なき者のためにここで話している」として、自身の経験を元に同じ境遇にある者を救いたいと語っている。
問題視されることが多いアメリカの刑事司法制度だが、Jay-ZとMeek Millの尽力によって改革は進んで行くのだろうか。これからの動向に期待したい。