ヒップホップアーティストとして初のピューリッツアー賞受賞を果たし、名実ともに偉大なるアーティストの1人となったKendrick Lamar。
今年のフジロックへの出演も決定している彼がVanity Fairのロングインタビューに登場した。
まず、なぜ1つのバースにそんなにも沢山の言葉や音節を入れることができるのかを聞かれたKendrickは、「俺のヒップホップへの愛のおかげだね」と語り、続けて、
「おそらくEminemは史上最高のリリシストだ。The Marshall Mathers LPは俺の人生を変えたよ」とEminemに大きな影響を受けたことを明かした。確かにEminemもKendrickもリリックに多くの意味が込められた楽曲が多く、Kendrickが影響を受けたというのもうなずける。
また、Kendrickは5月に行われたコンサートで、ステージ上にあげた白人ファンがNワードを歌ってしまった件について、これらの言葉は黒人社会の言葉だと語り、「俺がこの地球に生まれて30年経ったけど、白人の人にお前には出来ないと言われたことがたくさんあった。でも、素晴らしいと認められ、都会に家も買えた。だから俺がもしこれは俺の言葉だって言ったら、俺にその言葉を使わせてほしい、頼むから使わせてほしいんだ」と黒人社会の言葉について自身の思いを述べた。
他にもKendrickは自身がプロデュースしたBlack Pantherのサウンドトラックや、ラッパーとして初めてのピューリッツァー賞を受賞したことについてなどをこのインタビューで語っている。