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Kanye Westの新作に収録されている”I Thought About Killing You”の奴隷制についてのリリックがリリース後に変更される
先週6月1日に待望の新作『Ye』をリリースしたKanye West。自身を取り巻く状況や抱えている精神的な問題について赤裸々に明かしたこのアルバムは高評価の声が目立つが、リリースの前には「奴隷制は選択だった」という発言で大バッシングを浴びた。
Kanyeはその後アルバムを一から作り直し、攻撃的なリリックを取り除いたと伝えられたが、どうやらそれだけでは不十分だったらしい。
リリース後からもうすぐ一週間が経とうという6月7日、アルバムの一曲目”I Thought About Killing You”のリリックが一部変更されていることにアルバムを何周もしていたファンたちが気づき始めた。
曲の3分40秒ごろにあった”Sorry, but I chose not to be slave(ごめん、でも俺は奴隷にならないことを選んだ)”という歌詞が現在削除されており、ただトラックだけが流れるという状態になっている。
当該箇所は件の発言を踏まえたものとなっているため、Kanyeもまずいと思ったということだろうか。
もちろんKanyeがアルバムの内容をリリース後に変更するのはこれが初めてではなく、前作”The Life of Pablo”はKanye本人が「生きたアルバム」と称した通りリリース後も曲の内容が変化し、また新たな曲が追加されるなどストリーミングという形式を活かした斬新な手法がとられたことで話題となった。
6月8日にはKanyeとKid Cudiとのコラボアルバム『Kids See Ghosts』がリリースされるが、今後も『Ye』の内容はアップデートされるのだろうか?