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Sean PaulがDrakeはダンスホールレゲエシーンを軽視しているとして再度批判

Sean Pual

昨年に引き続き、盛り上がりが途絶えることの無いリディム・ムーブメント。そのムーブメントを作品に落とし込んだアーティストが増えている中、その流れを良く思わないダンスホールレゲエのアーティストがいる。

昨年The Gurdianのインタビューで、Sean Paulが"One Dance""Sorry"をリリースしたDrakeやJustine Biberに「ダンスホールのサウンドを使っているのに、そのサウンドがどこから来たかしっかりクレジットしていないし、それをする必要性も理解していない」と不満をぶつけたが、再度Sean PaulがDrakeを批判した。

そんなSean Paulの最新インタビューがイギリスに拠点を置くニュースサイトMetro UKで公開された

前回のインタビュー同様、"One Dance"をリリースしたDrakeに関してSean Paulは「"One Dance"がヒットした時に、ちゃんとクレジットを明記していれば、それはダンスホールカルチャーにとって栄誉のあることだった」とDrakeのダンスホールレゲエへの薄情さを批判した上で「Drakeは、ジャマイカでは数少ない人としかビジネスで組まない。それは良い」と話す。しかしDrakeがダンスホールレゲエについてちゃんと「これが自分の好きな音楽だ」と語れば「それはもっとクールなことだ」とPaulは答えた。

そして、話題は"Shape Of You"をリリースしたEd Sheeranに移る。Ed Sheeranはイギリスのシンガーソングライターで、今年『÷(ディバイド)』をリリースした。このアルバムに収録されている"Shape Of You"はリディム・ムーブメントを汲んだトロピカル・ハウスなビートで大ヒットしている。

その"Shape Of You"をSean Paulは「大ヒットしたダンスホールの様なトラック」と評する。「だけど、ダンスホールなトラックはアルバムにはこの1曲だけ。Drakeはアルバムの全曲をダンスホールなトラックにしているんだ」

「Drakeはダンスホールの遺産に敬意を払うべきだし、そのサウンドがどこから来たのかリスナーに教えるべきだ」と語った。この一貫したDrake批判も全て音楽への愛からくるものだという。

Sean PaulによるDrakeへの批判は今回で2度目になるが、Drakeは未だに反応を見せていない。

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