Chance The Rapperが「次回作はミックステープではなくアルバムとして販売するかもしれない」と発言。Chanceがアルバムの販売を考慮に入れた理由とは?
Chance the RapperがメディアComplexのインタビューで、父親としてのChance The Rapper、グラミー賞、次期作について語った。
その中で「次回作のアルバムを販売することを考えている」というChance The Rapperファンにとっては驚きの発言が飛び出た。もちろんChance The Rapperはこれまでの3作すべてフリーのミックステープとしてリリースし、販売せずに世界的なスターになったのは周知の事実だ。その事実こそが驚きなのだが、ついにChance The Rapperはアルバムの販売を考慮に入れたと言う。
その理由として「自分の作品がチャートインしないことに我慢できない」ということをChaceは告白。現在、1枚のアルバムセールスは1500回ストリーミングとしてチャート上では換算される。だからストリーミングの回数のみで他のアーティストたちとランキングを争うChance The Rapperは相当不利な立場だ。Chance The Rapperは言う「1500回再生が1枚のアルバム販売と同じなんて不公平すぎる。1枚購入したところで1500回も再生ることはまあないだろう。チャートが全てではないが、おいおいって感じだよ」と。
フリーのミックステープでのリリースから販売に舵を切るというのは、Chance The Rapperにとって大きな方向転換になることは間違いない。もちろんダウンロードだけでNo.1を奪取したアーティストがアルバムを販売すればトップを獲ることは容易いことだろう。
Chance The Rapperは不公平なBillboardなどのチャートやグラミーの選考基準に対して意見広告を出したりもしている。
Like everything he does, @chancetherapper's Grammy consideration ad in the new @billboard is not like the others pic.twitter.com/mRrqnbP3gw
— Frank DiGiacomo (@frankdigiacomo) October 6, 2016
Chance The Rapperはそれはいくつかあるアイディアの一つであると言っている。次期作についてのアイディアとして、アルバム『Coloring Book』にも『Acid Rap』にも収録されていない収録曲があるというが、それらの曲のリリースを焦ってはいないようだ。
そして次のアルバムについてはまだ初期の段階であり、今は可能性を探っている。もしかしたらヴィジュアルのコンテンツ、映画や演劇などの要素が入るかもしれないとも答えている。Complexのインタビューは以下のプレイヤーから。