Spotify15万件の権利問題に関する訴訟に直面

Spotifyがまたもや音楽出版社のグループによって大きな訴訟に脅かされている。

by Ibuki Kasai

今回訴訟を起こそうとしているのは、インディーズ音楽出版社のグループで、彼らは未納のメカニカルライセンス(言い換えると楽曲の使用権)を請求している。これらの出版業者集団は、NMPA(全米音楽出版社協会)によって決められたSpotifyとの最近の和解に満足していないようだ。一方彼らは去年から取り上げられているソングライターに焦点をあてたSpotifyに対する告訴に加わることを避けている。この告訴の罰金は2億ドルにおよぶ見込みがある。

メカニカルライセンスは米国著作権法のもとSpotifyが出版社に必ず払わなくてはならないライセンスの一つで、昨年SpotifyはGoogle Play Musicなどの他のストリーミングサービスと共にメカニカルライセンスの未払いが問題になった。

DMNによると他にも、Spotifyがかかえているいくつかの問題は、4、5社の出版社グループによって告訴される可能性があるようだ。今は4、5社だとしても後々もっと増えてもおかしくないうえに、すでに十分に深刻な数とも言える。今の時点ではまだ裁判は開かれていないが、Spotifyはすでに告訴予告の脅迫、手紙を受け取っている。

また昨年の終わりにアーティストのDavid Loweryによって起こされた2億ドル級の訴訟は、NMPAがSpotifyへ課せる500万ドルの罰金でSpotifyと出版社メンバーの間に同意をもたらせた。この合意はSpotifyがこれまでの過去を償いつつメカニカルライセンスをきちんととるいい手段のようではあるが、訴訟を起こしたインディーズ出版社たちはあまりそうは思っていない。

ではなぜインディーズの出版社がソングライターを主にした告訴に参加しないのかが疑問な所だが、David Loweryいわく多数のソングライター本人たちが関与するのは不本意であるためのようだ。

こういった著作権に関してはSpotifyと出版社の間だけでは収まらず、ソングライターやアーティストなど関わってくる立場の人が多くいるため簡単に解決できる問題ではないだろう。

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