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ラストアルバムをもって引退したLogicが「有名になってからが一番辛い時だった」と自身のキャリアを振り返る

先日、ラストアルバム『No Pressure』のリリースをもってラッパーとしての活動を終了すると発表したLogic。そんな彼が、これまでのキャリアをインタビューの中で振り返っている。

Complexによると、Logicは今日公開されたBigBoyTVのインタビューに登場。そこで彼は、これまでのキャリアの中で知名度が上昇したタイミングが最も辛かったと語っている。自殺防止を呼びかける楽曲“1-800-273-8255”の大ヒットによって一躍スターとなったLogicだが、その時期について彼は「“1-800”がアルバムに収録されるまでは、俺はただのラッパーだったんだ。でも、そこから“ポップで有名なラッパー”になった。そしたら“ああ分かった、Serena Gomezが、Justin Bieberが、Taylor Swiftが出てきた”って感じになったんだよ。引き裂かれていくようだった」と、知名度が上がりポップなフィールドの中で活動しなければならなくなったことが彼にとって負担だったという正直な気持ちを語っている。

その後、彼のファンの間では有名な、2017年にピッツバーグでのライブを行った際にパフォーマンス中にステージを降りた一件についても語られている。Logicにとってその経験は精神的に限界が来たということではなく何らかの突破口になるものだったそうで、「その瞬間に自分にとって何が重要で、何が重要じゃないかに気づいた」と語っている。これらの精神的に不調を抱えていた時期のことは、『No Pressure』に収録された“Dark Places”にて詳しく歌われているという。

後半、Logicは「俺にとって一番最低な、一番深くて暗くて落ち込んだ状態は、俺が一番有名になって裕福になった時だった。でも、みんなはそれを理解していない。俺がもう一度それをやるかって?うん、だってここまで来て、今も毎日戦って、学び続けているからね」と、輝かしくも辛いものであった自身のキャリアを総括した。

Big Boyによるインタビューの全編はこちらから観ることが出来る。

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