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Kendrick Lamarが地元コンプトンのBLMデモに参加

ジョージ・フロイドさんが警察による不当な暴力の末に命を落とした事件をきっかけに全世界で大きな盛り上がりを見せる「Black Lives Matter」ムーブメント。そんな中、“alright”が「Black Lives Matter」のアンセムとも言える楽曲になるなど深い関係を持ちながらこれまでSNS等での発信を行なってこなかったKendrick Lamarが、地元コンプトンでのデモに参加していたことが明らかになった。

XXLによると、Kendrick Lamarは6月7日にNBA選手のデマー・デローザン、ラッセル・ウェストブルックと共にコンプトンででも更新を行っているところを目撃された。このことをKendrick自身がシェアすることはなかったが、同じくレーベルTDEに所属するAb-SoulからもKendrickがプロテストに参加している様子がツイートされている。

またTDEは先週金曜日にBlack Lives Matterについての声明を発表。「逆境に立ち向かい、私たちのコミュニティを盛り上げることはTop Dawg Entertainmentが基本とするところです。企業としての我々のゴールは、才能、忍耐力、強さを表現することです。我々は私たちの文化の中で情熱的かつ率直なリーダーとなるよう努力し、社会の歴史の中で極めて重要なポイントにいることを認識しています。私たちは黒人コミュニティ内の兄弟や姉妹、そしてあらゆる信条や人種の仲間との連帯の中で力を与えられています。今こそ変革のときです。不正義を止めなければいけません」と綴り、「Black Lives Matter」にTDEとしても深くコミットしていく意志を改めて強調している。

ムーブメントがSNS上でも盛り上がりを見せる中、時には「Black Lives Matter」についてSNSでの発信を行わない人々が批判を浴びるという行きすぎた出来事が起こることも問題視されている。KendrickもSNSや楽曲での発信を今のところ行っていないことから批判はされずともファンの中には疑問の声を上げる者も存在したが、Kendrickは発信よりも先に行動するスタンスをとっていたということだろう。以前A$AP Rockyが「プレスやカメラやInstagram無しに、俺たちはストリートで抗議を行う」「俺は自分の行動や考えの全てを投稿したわけじゃないけど、俺たちは沈黙とは程遠い」と発言していたが、やはりSNSだけで全てを判断するべきではないということが分かる。

今後もKendrickやTDEが「Black Lives Matter」について発信する行動や言葉に注目していきたい。

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