今年の始めより、かつての所属レーベルEMIに対して訴訟を起こしていたKanye West。今回、そんな両者の裁判が和解に失敗したことが報じられた。
Complexによると、EMIは今年9月に裁判所に対してKanye Westとの和解を報告。和解には今日12月27日を締め切りとして両者の原則的合意が確認される必要があったが、EMIは裁判所に対し「残念ながら、今日現在、両当事者は和解の条件を最終決定することも、互いに合意に至るための条件に関連する問題を解決することも出来ませんでした。結果として、正当な理由のもと、そしてEMIがここに申し込む通り、裁判を再開します」との内容の文書を送ったという。
Kanye West is suing his record label and his publishing company EMI.
But according to Kanye's EMI contract, that's now been newly revealed to the public, he is not allowed to retire: https://t.co/7fcXVCOUVR pic.twitter.com/TWobXXIumc
— Complex (@Complex) March 4, 2019
裁判の争点はKanyeとEMIの契約が「奉仕」にあたるのではないか、ということで、彼がEMIとの契約を満了しているにも関わらずEMIから作品をリリースしなければならない状況、また契約文に含まれた「あなたはこの契約書を通じて、作曲、メジャーレーベルアルバムの制作、レコーディングに職業として積極的に関わり続けることを表明したものとします。任期中はソングライター、レコーディングアーティスト、プロデューサーとしての活動を引退、もしくはキャリアを積極的に追求していない期間を延長することはできません」として引退を実質的に禁止する文言が含まれていたことも問題視されている。
今後KanyeとEMIの裁判はどのように展開していくのだろうか?続報を待ちたい。