史上最も長く全米シングルチャート1位を記録するなど、今年を代表するヒット曲となったLil Nas Xの“Old Town Road”。カントリーの要素を取り入れた同曲は当初全米カントリーチャートにランクインしたものの後にランキングから外される、といった騒動でも話題を呼んだが、そんな“Old Town Road”が今回アメリカのカントリーシーンで最も権威ある賞の一つであるカントリーミュージック協会賞(CMAアワード)を受賞した。
XXLが報じるところによると、今週水曜日にカントリーミュージック協会が今年のCMAアワードをLil Nas Xの“Old Town Road”に贈ることを発表。その後Lil Nas Xは自身のTwitterにて「LET’S GOOOOOOOOO!!!!!!」とツイートし、喜びを露わにした。
LETS GOOOOOOOOO!!!!!! ?⚡️ https://t.co/QjcZTvp09h
— nope (@LilNasX) November 13, 2019
今年の8月に“Old Town Road”のノミネートは発表されていたものの、受賞にまで至るとは驚きである。
“Old Town Road”はBillboardに「十分にカントリーであるとは言えない」との理由で全米カントリーチャートから排除される憂き目にあったが、その後カントリーの大御所であるBilly Ray Cyrusがフィーチャリングゲストとして参加したリミックスが大ヒット。カントリーチャートへの復帰も果たし、今回の受賞につながったというのが事の運びだ。
ラップとカントリーの垣根を埋めた“Old Town Road”の功績は、今後カントリーの歴史にも大きな影響を与えることだろう。