先月末にニューアルバム『JESUS IS KING』をリリースし大きな話題を呼んだKanye West。以前より大統領選への出馬に意欲を示していたことでも知られる彼が、改めて政治への進出に真剣な気持ちであることを強調したようだ。
Complexによると、Kanyeは今週木曜日に開催された2019 Fast Company Innovation Festivalのトークショーにゲストとして登壇。その際に「俺が2024年の大統領選に出馬したら…」と話したところ観客が笑い、それに対し「何が可笑しいんだ」と凄んだ。
続けて「俺が2024年の大統領選に出馬したら、多くの雇用を生み出すことが出来る(中略)俺が言いたいのは、みんなが“Kanyeはイカれてる”みたいな見出しを読んでいる時にも、3人に1人のアフリカ系アメリカ人が逮捕されていて、多くのセレブも収監されているってことだ。なぜなら、彼らは何も言うことが出来ず、意見も持たず、ただただ恐れているからだ」と語っており、自身がアフリカ系アメリカ人や有名人たちを啓蒙することが出来ると確信を持っている様子を見せた。
他にも自身がトランプ支持を表明したところバッシングを受けたことについて「マーティン・ルーサー・キングは夢を持っていたから殺されたんじゃない。黒人をエンパワメントして、経済的にもエンパワメントしようとしたから殺されたんだ」「去年、俺は他と違ったことが理由でメディアに殺された。他人と違う意見を持っていたからじゃない、“意見を持って”いたから殺されたんだ」としており、あくまで当時の自身の意見や主張は正しいものでありメディアから言論封殺を受けたという意識を持ち続けていることを明かしている。
Kanyeが大統領選に出馬しようとしていることは確実なようだが、果たして彼がどれほどの成果を挙げられるかどうかは疑問なところである。