今年4月、メンフィスの伝説的グループThree 6 MafiaのメンバーであるDJ PaulがTravis Scottを相手取り訴訟を起こしたことを覚えているだろうか?アルバム『Astroworld』収録曲である“NO BYSTANDERS”にて用いられた“Fuck the club up”というフレーズがThree 6 Mafiaの代表曲“Tear Da Club Up”を無断で引用しているとして起こされたこの裁判が今回、和解という形で落ち着いたようだ。
Complexによると、Travis ScottとDJ Paulの裁判に関する裁判所の文書にて二人が「暫定的な和解」を迎えたことが明かされたという。文書によれば二人は後30日以内に和解の書類にサインする必要があり、この期間が過ぎるとTravis側がDJ Paulに支払う金額が確定、いずれにせよ裁判が終結することとなる。
DJ PaulはComplexに対し「Travisと俺は少し前に落ち着いて、今はただ手続きを待っている」と語り、さらに「俺たちにはお互いに納得が行く数字がある。彼との今後のコラボレーションを楽しみにしてるよ」として、争いの終結を宣言するばかりか今後の共演やフィーチャリングまで示唆している。どうやら二人の間にわだかまりが残る結果は避けられたらしい。
さらにTravisは自身のInstagramにて、Lil Babyをフィーチャーした新曲“HIGHEST IN THE ROOM”を今週金曜日にリリースすると予告。アートワークも公開された。
今後もTravis Scottの動きから目を離さず、注目し続ける必要がありそうだ。