“OOOUUU”でブレイクを果たし、またレズビアンであることを公言していることでも知られるラッパーYoung M.A。そんな彼女が、先日ゲイであることをカミングアウトし話題を呼んだLil Nas Xについての持論を語っている。
Complexによると、ラジオ番組Hollywood Unlockedに出演したYoung M.Aはセクシュアリティに話題が及んだ際に、Lil Nas Xのカミングアウトについて尋ねられ「正直に言って、私にとって彼のカミングアウトはよく分からなかった。“彼はゲイなのか?”って感じで。それでも、彼は賢い方法でカミングアウトしたと思う」と、カミングアウトの方法をある程度評価している。
Lil Nas XはTwitterにて自身のEP『7』のアートワークにレインボーカラーが含まれていることを示唆し、明言を避けつつも自身がゲイであることを匂わせるという手法を採っていた。その後BBCのインタビューで改めてゲイであることを公言していたが、直接的な言及を避けたのは心無いバッシングを事前に防ぐためだったと考えられる。
Young M.Aは以前「私はレズビアンじゃなくて、ただのYoung M.Aだ。男とデートしない。女性が好きなんだ」と語り、Lil Nas Xとはまた違った方法でカミングアウトを行なっていた。以前Kodak Blackからセクシャルハラスメントとも言える下品なバッシングを受けるなど女性であるが故の苦しみもあるようだが、いずれにせよ、同性愛者であることをカミングアウトするには様々な困難が伴う現状を実感させられる。