“Sociopath”や“Coming Home”など新曲のリリースが続き、ニューアルバムへの期待も高まるPusha T。そんな彼が、薬物犯罪で逮捕された人々をサポートする新たなキャンペーンを開始したようだ。
XXLが報じるところによると、Pusha Tは自身のTwitterで「Third Strike Coming Home」というキャンペーンをアナウンス。アメリカで適用されている「2つの重罪の前科がある人物が3度目の有罪判決を受けた場合、犯罪の種類に関わらず終身刑となる」という法律「三振法」によって、薬物所持で終身刑となっている人々の釈放を呼びかけサポートするという内容となっている。
キャンペーンは新曲“Coming Home”に合わせてローンチされたもので、Pusha T自身は「これはただの歌ではなくムーブメントだ。全ては時代遅れの三振麻薬法で刑務所に囚われている男女を家に返すためだ。
https://www.thirdstrikecampaign.com/cominghome をチェックして、キャンペーンをサポートしてくれ」としている。
This is way more than a song, it’s a movement! We are doing everything in our power to bring home men and women trapped behind the wall due to an outdated 3 strikes drug law. Check out https://t.co/hahh2An7OO to support and learn about the campaign. pic.twitter.com/8oNbhgewsJ
— King Push (@PUSHA_T) August 28, 2019
「Third Strike Coming Home」はPusha Tの手による25000ドル(約260万円)の出資によって開始され、MiAngel CodyとBrittany K. Barnettという二人の弁護士がメンバーとして参加しているとのこと。いかに彼がこの運動に力を入れているかが分かる。
今年5月にはKim Kardashianが暴力を伴わない犯罪で収監されていた17人の受刑者を釈放するよう動くなど、G.O.O.D. Music周辺のメンバーは社会貢献に積極的であることで知られる。アートにとどまらず社会を変えるために自身の知名度や財産を活用することがアメリカらしいスターの在り方なのだろう。