今年のXXL Freshmanに選ばれたことを皮切りに、先月にはデビューアルバム『The Lost Boy』をリリースし、一躍若手実力派ラッパーの1人となったYBN Cordae。そんな彼が今回、GQの人気企画『Can't Live Without』に登場。自分にとって無くてはならない10個のものを紹介している。
香水やチェストバッグ、パスポートなど思い入れのある品々を1つずつ紹介していくCordaeだが、その内の1つであるルイ・ヴィトンの財布に入っていたのは何枚かの古い5ドル札と10ドル札だった。
彼曰く、それらの古い紙幣はアメリカのレストランT.G.I Friday'sで自身が働いていた頃のものだそう。自身がどんなに有名になっても謙虚でいることを思い出させてくれるものとして、ラッパーのキャリアをスタートして頃からずっと財布に入れたままにしているとのこと。「俺はいつもこの古い5ドル札のような古い紙幣を持っているんだ」と語り始めたCordaeは「俺は、後戻りはしないことと俺が人生のどこにいても常に感謝しないといけないことを思い出すために、これら(古い紙幣)を財布に入れているんだ。なぜなら、俺たちは幸せを見失いがちだからな。だから俺はそれを思い出すため、そして前に進み続けるために古い5ドル札を持ち続けているんだ」と初心を忘れないためにずっと古い紙幣を持っていることを明かした。
ラッパーはたいてい一度有名になってしまうと、高価なジュエリーや車を買い、フレックスしがちだが、Cordaeはそれをしすぎると幸せを見失ってしまうと言いたいのかもしれない。さらに言えば、ラッパーに限らず初心を忘れないというのは非常に重要なことであり、若くしてそれに気づいたからこそ彼は今の人気を得たと言えるだろう。Cordaeの真面目な一面が垣間見える企画であった。
動画全編は下から。