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Lil Nas XがLGBT Pride Monthに合わせて自身のセクシュアリティをカミングアウト

“Old Town Road”で全世界を席巻し、続いてリリースしたEP『7』も好調なLil Nas X。そんな彼が、LGBT Pride Monthとして定められている6月の終わりに合わせて自身のセクシュアリティをカミングアウトし話題となっている。

Complexが報じるところによると、今日未明にTwitterを更新したLil Nas Xは『7』に収録された楽曲“c7osure”のビデオを投稿し「何人かはもう知ってると思うし、気にしない人もいるだろうし、俺のファンじゃなくなる人もいるかもしれない。でも、この月が終わる前にみんなに“c7osure”をよく聴いてみて欲しいんだ」と綴った。投稿には虹の絵文字が添えられており、6月のLGBT Pride Monthに合わせて発せられたメッセージであることが分かる。

続けて『7』のアートワークにLGBTのシンボルカラーである虹色が隠れていることも強調している。

“c7osure”のリリックはかなり抽象的なものだが、同曲はカミングアウトを行うことの難しさを歌ったものであると解釈されている。

ファンたちからは「そのままクレイジーに行けよ、愛してる」というコメントや「とても勇気がいることだ。正直、あなたのファンのほとんどはヘテロ(異性愛者)の男性だと思うから。おめでとう」と、同性愛者のファンが少ないであろう彼が勇気を持ってカミングアウトした勇気を賞賛する言葉が寄せられている。

近年はかつてヒップホップ/R&Bを支配してきたマッチョでホモフォビックな価値観は鳴りを潜め、Frank OceanやKevin Abstract、ILoveMakonnenなど自身のセクシュアリティを公言するアーティストは徐々に増えてきている。しかし未だに同性愛者たちにとって居心地の良い社会が実現しているとは言い難い中、新たなスターとしてシーンのトップに躍り出たLil Nas Xがカミングアウトを行ったことは多くの人々に勇気を与えることだろう。

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