チーム創設以来初となるNBAファイナル進出を決めたトロント・ラプターズ。ラプターズの大ファンとして知られるのが地元のトップアーティストDrakeだ。真偽のほどは置いておいて、Drakeの呪いなどで勝利に貢献していると言われているDrakeは、先日のバックスとのカンファレンスファイナルでもコートサイドに陣取ったDrakeは、相手のエースのヤニス・アデトクンボに野次を飛ばすなどをしていた。
こうしたDrakeの行動を問題視したのがNBAだ。ESPNの記者にNBAの広報担当者が明かしたところによれば、NBAはDrakeが第4戦でコートサイドからラプターズのコーチに肩でメッセージを送っていたのを、バックスのコーチが問題視。コートにはファンが入り込む余地はないと、Drakeの行き過ぎた行動を批判した。
この批判を受けてNBAはラプターズに対しDrakeの行動を問題視しているという旨を報告したという。DrakeがNBAから警告を受けるのは、これが初めてではなく昨シーズンもDrakeはキャバリアーズのケンドリック・パーキンスとヒートアップして口論を起こしてしまい、NBAはDrakeの行き過ぎた行動を抑制するよう指示していた。
これに対しNBAファイナルをラプターズと戦うウォリアーズは、Drakeの存在を気にしていない様子で、「こちらは(地元のレジェンドの)E-40をラプターズのために用意しておくよ」とヘッドコーチも余裕綽々の様子だ。
果たしてファイナルでもDrakeはコートの外から存在感を発揮し続けるのだろうか。第1戦は明日ティップオフとなる。