所属レーベルGeneration Nowと契約問題を抱え、一時は引退宣言を行なっていたLil Uzi Vert。先月末には“Free Uzi”がアンオフィシャルでリリースされたことも話題を呼んだが、ようやく待望の新曲がオフィシャルでリリースされることとなった。
今回リリースされたのは“Sanguine Paradsise”と“That’s a Rack”の2曲。
オフィシャルでのリリースは昨年9月に発表された“New Patek”以来となる。“Sanguine Paradise”は先週“Money Keep Coming”としてリークされていたものと酷似しており、リークされたのは恐らく完成前の別テイクだったと考えられる。
Complexによると、Lil Uzi Vertがトラブルを抱える所属レーベルのトップであるDJ DramaもInstagramにてこれらの新曲のリリースをアナウンスしていたという(現在は削除)。UziはJay-ZのレーベルRoc Nationとのマネージメント契約を結んでいたが、前回の“Free Uzi”に続き今回の2曲もTIDALでのストリーミング配信が行われている。ここにきてリリースのペースが上がってきていることから、やはりRoc Nationとの契約がもたらした効果はかなり大きかったのだろう。
今回発表された2曲の他に、Lil Uzi Vertと彼が敬愛するマリリン・マンソンとのコラボ曲もリリースがほのめかされている。
一時は活動の継続さえ危ういとされていたLil Uzi Vertだが、新曲のオフィシャルリリースに成功したことは彼にとって大きな前進と言える。今回の新曲が予告されているアルバム『Eternal Atake』からの先行シングルなのかどうかは不明だが、アルバムのリリースもそう遠くない未来に実現するのかもしれない。