Gucciから発売された、顔の下半分を覆うマスクのついた黒のセーターが黒人を差別する表現「ブラックフェイス」に酷似しているとして議論の対象になったことは記憶に新しい。Lil Pumpが「Gucciはもう買わないが“Gucci Gang”は歌い続ける」と宣言し、またT.I.とフロイド・メイウェザーのビーフが再燃するきっかけになるなどヒップホップシーンにも様々な騒動を巻き起こしたあのセーターを、Young Thugが着ていることが話題となっている。
Young Thugは昨日、InstagramのストーリーにてGunnaとのレコーディングの模様を公開した。今後リリースされるであろう新曲と見られる楽曲をプレビューしており、Gunnaを始めとするスタジオの面々を映している。そして自身の顔を映しているが、そちらに彼があのGucciのブラックフェイスセーターを着ている様子が映っている。
件のセーターを「差別じゃない」として擁護したKodak Blackやメイウェザーと同じく、Young ThugもGucciに対して憤りを感じていない側のようだ。彼は以前も白のマスク付きセーターを着ている動画を公開しており、複数色を所持するほど気に入っていることが分かる。
Young Thug wearing white face giving Gucci the same energy pic.twitter.com/Y1Xr013RrC
— 2Cool2Blog (@2Cool2Blogggg) 2019年3月5日
“Floyd Mayweather”という楽曲をリリースする程にメイウェザーをリスペクトしているYoung Thugだが、Gucciのセーターを着て彼の支持を表明したかったのか、もしくは、単にファッションとして気に入っているだけなのか。その真意は不明だが、問題のセーターを着ていることに腹を立てた別のアーティストとのトラブルに発展しないことが願われるばかりだ。