デビュー以来現在のラップシーンに多大な影響を与え続けているシカゴのラッパーChief Keefを特集したビデオがGeniusにて公開された。
Chief Keefはシカゴ発のトラップのサブジャンル「ドリル」の代表的なアーティストの一人であり、そのモゴモゴとしたラップのスタイルや凶悪なビート、ローファイなMVなどはシーンに大きな影響を及ぼした。
動画はChief KeefのデビューからKanye Westによるフックアップを経てブレイクしてゆく過程や、「Squad」というアドリブや「opp」といったスラングが後のラッパーに踏襲されていることなど、彼の功績を説明したものとなっている。
Chief Keefは自らをマンブルラップの創始者と名乗っていたが、実際にいわゆるマンブルラッパーにカテゴライズされているラッパーにChief Keefからの影響を口にするものは多い。動画にはLil Uzi VertやYBNクルーのメンバーがChief Keefから影響を受けたと発言する様子が収録されている。
先日イギリス政府によって規制が行われたことも話題となったUKドリルシーンもChief Keefがいなくては成立し得なかったものであり、彼のスタイルが世界に広まっていることがよく分かる。
Chief Keefを今まで聴いたことがないという人や、もしくは彼のファンだという人も、動画を観て彼の功績を再確認してみてはいかがだろうか。