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DJ Khaledの新曲「Shining」でJay ZがDrakeをディス?

Jay Z

LOS ANGELES, CA - FEBRUARY 10: Singer Beyonce and hip-hop artists Jay Z and Drake attend the 55th Annual GRAMMY Awards at STAPLES Center on February 10, 2013 in Los Angeles, California. (Photo by Christopher Polk/Getty Images for NARAS)

グラミー賞の余韻も冷めやらぬうちにDJ KhaledがJay ZとBeyonce夫婦をフィーチャーしてリリースした新曲"Shining"のJay Zのバースを巡って、ある噂がネット上で飛び交っている。その噂とはJay ZがDrakeをディスしているというものだ。

歌詞サイトGeniusのあるユーザーがこのラインにDrakeとJay Zのここ数年の因縁を読み取っている。Drakeは昨年のシングル"Summer Sixteen"でJay Zをこう牽制している。

I used to wanna be on Roc-A-Fella then I turned into Jay

このラインでDrakeは、文字通りかつての自分はJay ZのレーベルRoc-A-Fellaに入ることを望んでいたが、現在は自分でもレーベルOVOを運営し、Jay Zのポジションになったと言っている。

それに対しJay Zは今回と同じく参加したDJ Khaledの"I Got The Keys"のバースで、こうラップした。

Real life I'm like HOV, real life I'm life goals
In real life they're like me? In real life I'm like, "No."

このバースでJay Zは名指しこそしていないがDrakeに対し、全然まだ自分のポジションに及んでいないということを牽制している。

そして今回の楽曲"Shining"でJay ZがDrakeをディスしていると噂されているのは3バース目のこの部分だ。

I know y'all ain't, ain't talkin' numbers, right?
I know y'all ain't, ain't talkin' Summers, right?
I know you ain't walkin' 'round talkin' down
Sayin' boss shit when you a runner, right?

出典: Genius

まず最初にJay ZはDrakeが"Summer Sixteen"で夏を制覇するといったことに関し、自分が本当の夏の王者であり、Drakeはまだそれについて語る資格はないと示唆している。

さらに続いてJay ZはそもそもDrakeがまだ自分と同じポジションにいないことを「おれはお前がおれの周りを歩いたり、おれと話せないと知っている。おれがボスとしてラップしているとき、お前はまだランナーだ」というラインで語っている。

これはJay Zが自身の楽曲の権利を持ち、複合エンタテインメント企業Roc Nationの代表を務めているのに対し、Drakeは自身のレーベルを運営しているとはいえ、自身の楽曲の権利を保有しているわけではない。さらに多額の債務を抱え、一時はDrakeへの譲渡も検討していたとはいえ、Jay ZはストリーミングプラットフォームTidalのオーナーであるが、DrakeはライバルApple Musicと契約を結んでいる立場であり、そのポジションの違いをJay Zは突いているのだ。

確かに今の勢いは後進のDrakeの方があるとはいえ、現在のポジションの違いは明確にある。そこを見事に指摘したJay Zに対しDrakeは返答を行うのだろうか?

Another 1

ovosoundさん(@partynextdoor)が投稿した写真 -

興味深いことにDrakeのOVOに所属するPARTYNEXTDOORがこの"Shining"に参加しているという情報もある。PARTYNEXTDOORはこのJay Zのバースについてどういった反応をするのだろうか?

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