Kanye Westが現在開催中のSaint Pablo Tourのステージ上でAppleとTidalの「ストリーミング戦争」やそれに関連してJay Zを非難した。この言動がかつてのボスであったJay Zの不和を引き起こしたのではと騒がれる中、Page Sixが匿名の情報として「Jay Zはここ数日のカニエの言動に関し、既に我慢の限界にある」と報じた。
匿名情報によると、もともと、彼らの不仲は急に勃発したものではないとPage Sixは報じている。2012年に開催された『Watch The Throne』ツアーの時点で、彼らの「親友像」は「偽物」であったという。Jay Zは「大金を稼げたからこそ」Kanyeの言動をある程度許容していたものの、もはや現在は我慢の限界に達したとのこと。
このような状況のなか、Roc-A-Fellaレコードの共同設立者であるKareem Biggs Burkeがインタビュー内で両者の関係について語った。BiggsとJay Zは「かつてのKanyeを恋しく思う」と前置きしたうえで、「Kanyeのステージ上の言動にショックを受けた。そんな不平不満を言ったこともなかった。公共の場でこのような言動に至ったと聞いたときは少しショックだよ」と述べた。
続けて、BiggsはJay Z のアルバム『Reasonable Doubt』のリリース20周年記念ポップアップストアの場でのKanyeと遭遇した時のことを語った。「最近彼と会ったとき、KanyeはJay Zをすごく褒めてたんだ。この時点での彼らの関係性についてなにか確信したわけではないけどね。Kanyeの暴言の後Jay Zと話したけど、俺らはただただかつてのKanyeを恋しく思った。Kanyeが正直な人間だって分かってるからこそね。多分、カニエは今現在なにか苦しんでいるのかもしれない。もしそのような状況だったら、3週間後には『俺たちはブラザーだ』って言える仲に戻ると思う。ともかく、現時点で、我々はもうビーフを繰り広げる年齢ではないのさ」と語っている。(伊藤)