Kanye Westは現在開催中のSaint Pablo Tourのライブ中のMCで、彼とほかのラッパーとの間での摩擦などを語り、話題を振りまいている。例えば今週はツアーのステージセットを他のラッパーが盗用していると言及しており、それは暗にDrakeに対しての発言ではないかと推測もされている。
そして水曜日にあったシアトルでのライブではコラボアルバム『Watch The Throne』を制作した盟友、Jay Zについて言及した。
まずKanyeはDrakeの今年リリースしたシングル"Pop Style"にJay Zと共に客演した真相を明かした。DrakeはKanyeとJay Zのバースを聴いたときに「ヤバいな、The Throneが一緒にやってるぜ」と喜んだそうだが、Kanye曰く「Jay ZはDrakeとビーフ中だったMeek Millに遠慮して、本当は参加したくなかった」と明かした。しかしKanyeはビーフ自体を終わらせようと画策したらしく「おれがDrakeとMeekを呼ぶから、おれたち4人で曲を作ってビーフを終わらせよう」とJay Zに持ちかけたという。しかし様々な力関係で、その曲は成立しなかったとも語っている。
ye talking about Watch The Throne 2 & Apple/Tidal problems @TeamKanyeDaily #SAINTPABLO pic.twitter.com/kXZNZuvTfP
— ike®☄ (@IkerLopez27) 2016年10月20日
またKanyeは『Watch The Throne』は絶対にありえないともコメントしており、さらに「おれたちの子供達は絶対一緒に遊ばないだろう」と意味深な発言もおこなった。この発言はApple Musicの象徴的アーティストであるDrakeと自身で配信サービスTIDALを運営するJay Zの間で揺れるKanyeの心境を表しているのか、もしくはすでにKanyeとJay Zの間で決定的な亀裂が入っているのかはわからない。さらにKanyeは妻のKim Kardashianがパリで強盗にあったときに、Jay Zが何のサポートもしてくれなかったことについても、憤慨しているとの情報もある。
KanyeとJay Zの間で良くない緊張関係が生まれているのは事実のようだ。