LEXが本日11/26(水)にアルバム『Original』をリリースした。本作には先行シングルとしてリリースされ、既にバイラルヒットしている"OCEAN"や"主人公"などを含む12曲を収録。ジャージーやジャークなどのサブジャンルから、ダンスミュージックやアコースティックなどLEXらしく多様なサウンドアプローチを盛り込んだ作品となっている。
リリック面でも人間的な成長を感じさせる本作では、聴き手の感覚に寄り添う楽曲が目立つ。LEX自身のスタンスにどのような変化があったのか。本作について、現在の心境を聞いた。
取材・構成 : 渡辺志保
撮影 : 横山純
- 8月に開催されたLEXさんの久しぶりのワンマンライブ『主人公』に伺ったんです。一緒に行った私の夫が最後の”ALONE”で泣いていて。改めてLEXさんの表現力の高さを再確認しました。
LEX - 嬉しいです。自分が今やっている音楽のモットーが“より一人でも多くの人の心を動かせる表現者、アーティストになりたい”というものなんです。そういう目標でやっているので、めっちゃ嬉しいですね。もちろん、楽しむだけ楽しんで欲しいんだけど、わいわいして「楽しかったねー」って帰るだけじゃなくて、もう一つ上のものを持って帰って欲しいな、っていう。
- あの日のライブは、LEXさんがステージ上から放つエネルギーもすごかったし、同じくらい、お客さんから発せられるエネルギーもピースな感じがして。お互いがいいヴァイブスを交換しているような雰囲気がありました。
LEX - 本当にそう思うし、僕もお客さんの反応ーープロとしてこんな発言をしていいのか分からないですけどーーでやっぱりこちらのモチベーションも変わるというか。僕の100%に対して、お客さんも100% で応えてくれると、じゃあこっちは120%出したいなとか思っちゃうし。そこは、やり合っている部分だと思います。
- オーディエンスからの信頼感とか愛情を感じたステージでした。
LEX - ありましたね、本当に。すごくよかったです。これからZeppツアーが始まりますけど、ワンマンライブって自分にとって特別な場所なんですよね。自分だけのステージなので、より力が入るし。
- ライブの尺も70分くらいでタイトだったし、ゲストも迎え入れることない、研ぎ澄まされたライブだったことも印象的でした。
LEX - そうですね。いろんなアーティストさんのことも、そして皆さんのやり方もそれぞれ尊敬しているので語弊のないように言いたいんですけど、自分は自分のスタイルで、自分の足で、最後までステージに立つっていうことをやっていきたいし、それを表現していきたいという気持ちがあります。
- 最近では『POP YOURS OSAKA』でのステージや、Suchmosとの2マンライブもありました。LEXさんにとって、人前でパフォーマンスをするライブへの意識や取り組み方に変化はありましたか?
LEX - うーん…。ここ最近は変化していったっすね。動き一つ一つにもっと意味をつけたいな、とか、無駄な動きを一つもしたくない、という気持ちが芽生えてきています。”ここでステージから炎が出るのであれば、その炎をもったいなくさせるような身体の動きはしたくない”とか。”ここで照明が出るから、こういうことをしたい、とか。
- そう思うようになったきっかけがあった?
LEX - 音楽を愛しているうちに、どんどん深く掘り下げていって、自分が生まれる前の曲とかも聴いたり、自分が2、3歳の頃からMichael Jacksonとか本当に大好きだったりして。そういう先人たちの気持ちだったりを、日々勉強させてもらっているからかもしれないです。
- ワンマンライブとしては2024年の夏に開催した『Logic 2 Tour』以来でしたよね。今年のワンマンライブ後、意識などに変化はありましたか?
LEX - 実際、もっとできるな、とは思いました。こんな風にいうと、忙しい中でも足を運んでくれたみんなに申し訳ないんですけど。僕はいっつもそうなんですけど、毎回ライブが終わった後にめちゃくちゃ悔しい気持ちになるんですよ。どれだけいいライブをしたってみんなに言ってもらったとしても、なぜか悔しくて。カムバックライブとしては確かに成功したんですけど、もっとできたなって思いはありました。
- 今回の『Original』を聴いて、成長というか成熟した魅力を感じました。今回のアルバムはいつ頃から制作を?
LEX - 過去に作った自分のストックから出した曲もありますし、イチから作った曲もあって。ストックから出した曲は、よりブラッシュアップしていい曲にしました。
- 例えば”Leave Me Alone”とか?
LEX - そうです。これはもともと暇つぶしにSoundCloudに出した曲なんですけど、ファンの方は好きでいてくれたんですよね。最近、USのヒップホップでもレイジサウンドとジャークサウンドとか、四つ打ち系というか、そういうサウンドを組み合わせているトレンドを知って。だから、今のタイミングで”Leave Me Alone”を出すのが最適かなというジャッジになりました。
- 一曲目の"完璧だ"もいいですよね。
LEX - あれは最近作った曲です。ZOT(on the WAVE)さんにトラックをいただいて。最近は、自己満で終わる曲というか、”俺がこれだけやってるぜ、こうだぜ、どうだ、すごいだろ、おりゃ!”みたいな曲は作っていなくて。そういう曲からは一時的な興奮や快楽は得られるんですけど、それがリスナーのためになっているかどうかと言われたら、違う気がして。"完璧だ"は、僕の曲というかみんなの曲として聴いてほしいんですよ。朝、辛いと思うんですけど、起きてあの曲を聴いて、鏡を見て”完璧だ”って思ってほしくて作りました。
- 『King Of Everything』の一曲目も"GOD"という曲で始まりますよね。アルバムの一曲目で、自分をとことんかっこよく見せる、という意味では似たヴァイブスを感じたんです。セルフ・ボースト的な魅力というか。"GOD"を作った時のLEXと、"完璧だ"を作った時のLEXはどう違いますか?
LEX - 曲の中におけるセルフィッシュな部分が消えたのかなと思いますね。"完璧だ"を聴いたみんなに夢を抱いて欲しいという気持ちがあるし、結果として自己肯定感を上げるようなサウンドになったんじゃないかと思いますね。
- 『Original』というアルバムにおいて、最初に全体の曲の感じやトーンは決めていきましたか?
LEX - そこは決めてなくて、ただ『Original』というタイトルだけ決まっていました。LEXという、言っちゃえばジャンルを確立させるためのアルバムという意味で、そのタイトルにしよう、と。
- ジャークっぽいものもあればアコースティック感が強いものもある。ビートはどうやって選んでいったんですか?
LEX - チームのみんなとスタジオに集まって、とりあえずバーっと流して。僕、いつもアルバムの収録曲を決めるときに紙に書くんです。タイトルを書いて、それをこうやってパズルみたいに組み合わせていく。今回もそうやって決めていきました。収録できなかった曲もいくつかあります。
- さっき『Original』というタイトルは先に決まっていたと話してくれましたが、そもそものアイデアはどこから降ってきたものですか?
LEX - 自分でトラックを作っていた時期があって、それは確かタイで作ったトラックなんですけど、自分のボーカルを入れてみたんです。その曲は今回のアルバムには収録されていないんですけど。その時に“オリジナル”って言葉が出てきて、響きもいいし、今の自分の状況を考えた時に、すごく合うなと思ってパっと閃いたんです。
- 今作は、よりLEXというアーティストの輪郭がはっきり分かるような気持ちになりました。勝手ながら、LEXさんのなかでも、LEXとはどういうアーティストなのか、ということがより深く理解できているからこそ、なのかなと感じて。
LEX - 僕もそう感じますし、カムバックするまでの間にそれを再確認する場面が何回かあったかなと思います。
- それはなぜ?
LEX - 一回、LEXを辞めた時期があるからじゃないですかね。辞めたというか、活動はしていたんですけど、そんなに活動していなかった時期があって。
- 2023年の『莉子Tour』が終わった後くらいでしょうか?
LEX - それくらいだったかもしれないです。本当に、毎日何のスケジュールもなく生活していた日々があって、そこで感じましたね。その時トビー・マグワイア版の「スパイダーマン2」を見ていたんですよ。スパイダーマンが(自分の指先から)糸が出なくなってしまって、スパイダーマンを辞めるシーンがあって。そこが自分と重なったんですよね。スパイダーマンがスーツをゴミ箱に捨てるじゃないですか。だけど、メイおばさんから「スパイダーマンはね…」っていう説明を受けて、スパイダーマンとして戻ってくる。あのストーリーが僕の中ですごく響いたんです。一回、自分のスーパーヒーローのスーツを脱いだときの感情を書いた曲が"ひとりぼっちの夜"だったんですよ。
- アルバムの最後に収録されている曲ですよね。”舐められてもいいから 馬鹿にされてもいいから 人に優しく しちゃダメですか?”という表現が印象的でした。
LEX - 自分が罵倒されたり目の前で何かを言われたりすることに関しては、最近、何も感じなくなっちゃって。目の前で悪口言われても「あ、はい」みたいな。麻痺しちゃったんですよね。だから、僕は別に自分が舐められてもいいんです。でも、人によっては「舐められたくない」っていう人もいるじゃないですか。。そうしてくる人に対しても「大丈夫ですか?」って寄り添いたいという、シンプルな意図です。
- 今、LEXさんの指先から糸は出てる?
LEX - 出てますね、バリバリに。だし、今年のハロウィンもスパイダーマンの格好をしたんです。離れていて手が届かないスーパーヒーロじゃなくて、親愛なる隣人でありみんなに寄り添うスーパーヒーロー、というところも、自分に近しいものを感じます。
- 糸が出なくなった時期はどうでしたか。メンタル的にもフィジカル的にも。
LEX - メンタル的にはどうだったんだろうな…あんまり覚えてないんですよね。無駄な時間を毎日過ごしていましたね。
- 何がきっかけで、また走り出すことができた?
LEX - 妹がすごく活躍するようになって、"明るい部屋"を一緒に作ったり。そういうことが自分のケツを押してくれたんだと思います。
- 妹さんであるLANAさんも、この一年で目覚ましい活躍っぷりを見せてくれました。
LEX - すごいですよね。
- 今回のアルバムの制作にあたって、一番キーになった曲はなんですか?「この曲ができたから、制作が進み始めた!」みたいな。
LEX - 今回のコンセプトとはちょっと違うんですけど"BABY"ですね。これが完成したくらいから「これ、行けるんじゃないかな」って気持ちになりました。いつ作ったかはもう忘れちゃったんですけど。
- この曲、ジャージー調の早いテンポのビートとLEXさんのフックが全然耳から離れない。そもそもビートの構成も難解だし、普通の感覚だとラップを乗せるのは難しそう。
LEX - それが僕のパワーなのかなって思います。中毒性のあるサウンド、何回も聴きたくなるサウンドっていう。ビートをもらって、2、3日で送り返した気がします。(ビートを選ぶ時)分かんないのもあるんですけど、分かるものもあるんです。分かるビートだとすらっと出来るんです。それで、もっと自信が付きました。
- ”主人公”はどうですか?
LEX - 結構昔の曲ですね。2022年くらいに作ったものです。
- これを2025年1曲目のシングルにした理由は?
LEX - 自分のカムバックとしてふさわしいなと思って。それに”主人公”もみんなが共感しやすい歌詞になったのかなと思ってるいます。「今は負けてるけど、俺は主人公なんだ」っていう。
- ”主人公”でも、“昨日の会計 150万円”という具体的な歌詞が出てきたり、煌びやかなチェーンでフレックスする様子が出てきたりするじゃないですか。でも、”億万長者”では一転して”お金で買えないものを知っているかい?”とも歌っている。今のLEXさんにとって、物欲であるとか大金を手にして高額なものを買うか、ということはどんな意味を持っていますか?
LEX - そこなんですよね。確かにジュエリーとかかっこいいなと思うんですけど、逆にあまりいらないなとも思う。普通に高いし、勿体無いし。普段、生活していてジュエリーを買って幸せになれるかと言われたら、俺はそうは思わない。何だろうな…本当の幸せって、別にあると思っていて。だから”億万長者”の歌詞でも、“僕ら億万長者、金ならないが 僕ら億万長者、 気持ちが全て すでに億万長者、証拠もないが”と歌っているんです。今ある幸せに着目しようって感じですかね。だから、今はジュエリーとかはあまり興味がないですね。お金に対する欲はもちろんあるんですけど、最近はおもちゃとかカードとか、「本当にこれいるの?」みたいなものを買っています。
- 実際にどんなものを買っているんですか?
LEX - フィギュアとか、『スターウォーズ』のライトセーバーとか、ポケモンカードとか。カードは一人2パックまで、とか決まっているので箱買いしています。子供の頃はそんなことが出来なかったから、今になってそういう買い物をしているのかもしれない。
- 『Original』を聴いて、かつ今日LEXさんと話しているとこれまでとは全然違うところにいるのかなって感じました。違う次元というか。
LEX - 全く違う場所。
- ご自身でもそう感じますか?
LEX - うん、そう感じますね。
- ポジティブですよね、なんだか。
LEX - すごく…はい。地元も離れて、今は東京に住んでいるんです。すごくポジティブだと思います。
- そうしたメンタルの調子と制作って、どれくらい関わりがあります?
LEX - あー…。でも、降ってくる時は降ってくるし、降ってこない時は降ってこない。「あ、これだな」って思った時は「やった!」と感じますけど、うまくいかない日もあるんで。そういう時はもうご飯食べて風呂入って寝るって感じです。
- さっき言っていたみたいな、”スパイダーマンの指先から糸が出てこない…”みたいな状況の時も、歌詞は出てきました?
LEX - いや、もう出てこなかったです、何も。何回もトライしたんですけど、もう何も出来なくて。その時は、横須賀にあるタトゥースタジオを家みたいに使っていて。そこからタトゥーが増え始めたんですよ。でも、その状態からは自然に戻ってこれたという感じです。本当に周りに恵まれていると思います。
- 変な質問かもしれないですけど、ここ最近のファンとの距離感とか付き合い方ってどのように意識していますか?一時期よりインスタライブも減ったように思うし。
LEX - そうだなあ…。今は色々と制作していたってこともありましたし。難しくなっちゃうんですよ。たとえば、インスタでちょっと間違えたことを言ってしまうとすぐに火事が起きるじゃないですか。で、ここ数年で何回もそれを経験していて、自分が間違ったことも経験していたので、それを考えるともう投稿することすら難しくなっちゃうんですよね。それから回数が減りましたね。SNSとの付き合い方も変わったし、ちゃんとしたお知らせは投稿するけど、プライベートな内容はあんまり上げなくなったかな。
- 一つの投稿が、どう転ぶか分からないですよね。
LEX - みんな、拡大して見るじゃないですか。事実とは違うことを言われても仕方ないし、そこに対しては本当に無防備だし(投稿に対して)釈明することもなんか、嫌なんですよ。認めているようで。本当はもっと(投稿を)上げたいんですけど、怖いですね。でも、最近はあまりに事実と違うことは笑えるようになりましたけどね。持ち上げられるだけ、華だなと思って。
- それだけ注目が集まっているということで。
LEX - はい。ヘイトに対する耐性もつきましたし、ヘイターの声とかも、逆に「ありがとう」みたいな。これからは自分のペースで投稿していくと思いますけど、Instagramとかにしろ、前よりは承認欲求的なものが無くなってきたかなと感じます。僕はアーティストなので、自分のやるべきことは音楽を発信して人の心を動かしたり、救ったりすることだから。
- ありがとうございます。ワンマン・ライブでも先に披露していた"ALONE"は、よりパーソナルなメッセージを込めた曲ですよね。この曲を作ろうと思ったきっかけは?
LEX - 2025年を迎えられなかった友達がいて。そいつは(前回のツアーの)Zepp Hanedaの打ち上げの会場とかにもいたヤツなんですけど、もう連絡もつかないし、帰ってこない。どうしようもない行き場の気持ちというか。でも、彼から教わったことはたくさんあって、本当に人間の死とか、その人の尊さとかもそうだし、”こんなに悲しむ人たちがいるんだな”って思うこともあって。色々と、また成長させてくれたんです。そいつは生ビールが好きだったんですけど、生ビールをレコーディング・ブースの脇において、自分のビールとそいつのビールってことで地面に向けて乾杯しながら"ALONE"を作ったんです。ただ、僕はそういう気持ちで書いた曲なんですけど、聴く人によっては大切な人に会いたいけど会えない状況を想定するかもしれないし、そうやってみんなの曲として聴いてほしいですね。
- 本作に通底している“自分の言葉がみんなの言葉になり、みんなの曲になる”という考えは、今回、より顕著なんですかね?たとえば、前作の『Logic 2』の時よりもそうした気持ちが強い?
LEX - その時もすでにそうした考えはあったんですけど、『Original』からそういうマインド全開でやってますね。
- 実際に最近のLEXさんの楽曲やMVに対して、リスナーの皆さんからはどんな反応が届いていますか。
LEX - みんな、楽しんで聴いてくれたり共感してくれたりしていて、嬉しいですね。一番嬉しいコメントとしては、みんな「自分の環境に置き換えて聴いています」とか「いつも力になっています」、「LEXのおかげで明日もちょっと頑張ってみようと思います」とか。そういうメッセージがすごく嬉しいです。そのためにやってるし。だから、自分の仕事はとてもいい仕事だと思いますね。
- アーティスト活動=仕事、という感覚はありますか?
LEX - ないです。今は、これが生まれてきた意味だと思っていますから。
- これまでよりも長期的なビジョンのようなものは見えていますか?
LEX - そうですね、もっとこう、優しい日本になればいいですね。
- そうですよね。LEXさんは日々暮らしていて、どのように感じていますか?
LEX - なんか、みんな余裕がないなって思います。僕も、自分に対して余裕ねえなと思うんですけど、その余裕がない自分を反省して、”次の日にはまた頑張ろう”って思う気持ちを発信していきたいんですよ。
- 2002年生まれのLEXさん世代ならではの葛藤や生きづらさみたいなものがありますよね、きっと。
LEX - そうだと思います。僕の世代で言うと、みんな二十歳を超えているんですけど、二十歳になるまでは、”二十歳”が憧れだった。でも、二十歳を超えてしばらくしたら社会に突っ込まれて、他の大人と同じように扱われる。僕の立場はちょっと違うかもしれないんですけど、多分みんな、現実を思い知っている時期なのかなと思うんですよね。社会のこともそうだし、金銭的な現実も。子供ができた人もいるだろうし、いろんな現実が襲ってくる年頃なんじゃないかなと思うんです。もっと上の次第の人たちはもっと大変なこともあると思うんですけど…。なので、そういうヤツらに対しては"ひとりぼっちの夜"とかで勇気づけられたらいいなとは思っています。
- 『Original』はLEXさんにとってどんなアルバムになったと思いますか?
LEX - うーん…そうだなあ。今まで通り、いろんなジャンルが詰まったバラエティ豊かなアルバムなんですけど、より人の心を鷲掴みにするようなアルバムになったんじゃないかと思います。ツアーで歌うのが楽しみだし、アルバムが公開されてみんなに聴いてもらったりリアクションをもらったりするのも楽しみです。
- 来年はご自身最大規模のツアーも控えています。
LEX - 本当にやることをやって、今、体づくりもしていますし。めっちゃ飯も食ってますし、本当に楽しみですね。怖いものはないかな。アルバムも自信あるんで、一人でも多くの人の心を動かせたら。
- そうなんですね。
LEX - 未来は明るいです。やっぱり、闇があるということは光がなきゃいけない。自分は光の部分になって照らしていきたいなと思っています。
- 闇のまま苦しんでいる人もいるかもしれないですしね。
LEX - 闇に引っ張られている人たちに問いたいですね。「あなたは本当に悪い人なの?」って。「あなたに聞いているんじゃなくて、あなたの心に聞いています。人のことを殴って家に帰って、どんな気持ちになりますか?人を傷つけて寂しくなったり悲しくなったりしませんか?」って。
- 月並みな質問ですけど、今後チャレンジしてみたいことってありますか?
LEX - このアルバムもそうなんですけど、なんかすごい曲を作りたいですね。もっとすごい曲を作りたいです。個人的なことを歌う曲ではなくて、人々を癒すというか、日本を癒すというか、そういう曲を作りたいです。そのために、いろんな国に行っていろんな人々と触れ合いたいですね。ツアーが終わったらイタリアのコモ湖に行こうと思っているんです。あとは、どっかジャングルとかも行ってみたいですね。
- 思いっきり制作したあとは、ゆっくり旅に出る、と。
LEX - ただ、自分が制作モードの頭から切り替えられなくて。アルバムが終わったのに次のアルバムの構想が浮かんできちゃって。でも、そこはちゃんと体調管理とかも含めて一旦(制作を)ストップしなきゃいけない時はストップしないとなので。
- じゃあ、その辺はバランスを見ながら。
LEX - 体を壊してもいけないので。楽しみながら次に行ければいいですね。
Info
LEX『Original』
配信URL:https://lexzzz.lnk.to/Original
【ライブ情報】
■LEX Zepp Tour 2026 "Original"
2/15(日) @Zepp Nagoya
OPEN: 17:00 START: 18:00
2/20(金)@Zepp Sapporo
OPEN: 18:00 START: 19:00
2/26(木)@Zepp Osaka Bayside
OPEN: 18:00 START: 19:00
2/27(金)@Zepp Fukuoka
OPEN: 18:00 START: 19:00
3/3(火)@Zepp Haneda (TOKYO)
OPEN: 18:00 START: 19:00
1Fスタンディング: ¥6,000 (税込)D代別
2F指定席: ¥7,000 (税込) D代別
オフィシャル2次先行 (先着)
【受付期間】11/26(水)12:00~11/30(日)23:59
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