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『AKIRA』の音にフォーカスした展覧会が日本科学未来館で開催

日本科学未来館のギャラリー・零壱庵で、3/29(月)から新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」が開催される。

今でも大きな影響を与え続けている大友克洋による『AKIRA』。1988年に公開された映画版で使用された、山城祥二(芸能山城組主宰)作曲のサウンドトラックは海外で近年再発売されるほどの人気を博している。山城は、自然科学者としてホモサピエンスのとるべきライフスタイルとは何かを探る研究を行いながら、音楽の専門教育を受けないまま芸能山城組を創立して音楽活動もしてきた。

『AKIRA』の音楽については大友からの依頼を断り切れず、映画音楽の勉強をしながらサウンドトラック制作に臨んだという。制作のためサウンドモジュールという方式を考案し、世界中のさまざまなコミュニティを巡るフィールドワークで 実際に体験した音(声や民族楽器など)を使い、既存の映画音楽とは異なる作品が成立した。この展示ではいままでにない観点による音楽制作の背景を展示で読み解く。

展示内では多くのアーティストの作品を手がける映像作家・堀田英仁、アートディレクター・デザイナーの安田昂弘指揮のもと、3 面にプロジェクターで投影する映像によって制作背景を紹介。山城自身が設計した可聴域以上をも再生可能な 6 台のスピーカー によるサラウンドの音を体で感じることが可能だ。

Info

タイト ル

タイトル 零壱庵 「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」

公開日 2021年3月29日(月)
展示エリア 日本科学未来館 3 階 常設展示ゾーン「未来をつくる」

開館時間 10:00~17:00 (入館券の購入は閉館時間の 30 分前まで)

入館料 大人 630 円、18 歳以下 210 円 ※オンラインによる事前予約が必要です

総合監修 伊東順二(東京藝術大学 COI 拠点 特任教授)

特別協力 芸能山城組(山城祥二、仁科エミ)
企画制作 日本科学未来館

日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 TEL:03-3570-9151 FAX:03-3570-9150 URL:https://www.miraikan.jst.go.jp/

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