新型コロナ禍と共にあった2020年の音楽シーンだが、特にダメージを受けたのがライブシーン。ぴあ総研が試算した2020年のライブ・エンタテインメント市場規模は、これまでの予想より、さらに落ち込み前年の8割減となる見込みになることがわかった。
ぴあ総研によれば6月末に公表した試算値の1,836億円から、さらに28.8%減となる1,306億円となる見込み。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的としたイベントの参加人数制限がいまだ続いていることが原因で、昨年の6,295億円からは8割減となる。
徐々にイベントの制限は緩和されており、有観客のライブイベントも増えてきてはいるが、市場の回復は緩慢なままとなっており、来年以降にどのように回復をしていくのか、未だに課題は多い状況だ。