7月、車内でMegan Thee Stallionの足を銃撃し怪我を負わせ逮捕されたTory Lanez。その後彼は保釈されたもののSNSでは多くの批判を浴び、またそれに対するコメントも出していなかったが、本日突如として沈黙を破りニューアルバム『Daystar』をリリースした。
Complexによると、Tory Lanezは今日約2ヶ月ぶりに自身のTwitterを更新。「俺のファンたちへ。沈黙していて悪かった。でも、慎んで……今日がその時だ」とツイート。
Meganを銃撃した一件についての何らかの声明が発表されるとの予測が広がる中、彼は「黙っているべき時と、話すべき時がある。この中で言えることは全て言ったよ」と、アルバムのリリースを発表した。
『Daystar』は17曲入りのフルアルバムであり、収録曲の多くがMeganを銃撃した一件について触れられたものとなっている。1曲目“Money Over Fallouts”には自身への批判に対し「俺を炎上させてる奴らもクリーンとは言えない」「KelahniやKaash Pageのツイートが俺の心を傷つける」といったラインが含まれており、また4曲目の“Sorry But I Had To…”では自身を公然と批判したAsian DollやChance The Rapperに対する「Asian Dollが喋っているけど、君のことは知らないんだ。会ったこともないし、曲も聴いたことが無い」「Chance The Rapper、奴はあまりに筋違いだ」というディスや、自身に対する批判の多くが嘘であるとの主張を全編に渡って行っている。
謝罪どころかさらに物議を醸すような内容のアルバムを発表したことでSNSには波紋が広がっており、多くのユーザーが「謝罪どころかアルバムを出すなんて」「Meganを銃撃したことをプロモーションに使っている」というようにTory Lanezを批判しているほか、『Daystar』を再生しないよう呼びかける声も上がっている。
予想を裏切りまさかの新作りリースという動きを見せたTory Lanez。銃撃に関しての謝罪以上に批判への反発が彼の意識を占めているようだが、今回のリリースを受けての今後の動向も注目したい。