今年2月にオープンしたばかりの下北沢のクラブ/ライブスペースのSPREADは、数回の営業の後、新型コロナウイルス感染症拡大による政府からの自粛要請を受け、営業自粛となった。
当初SPREADは3月に音響/照明の工事を施工し、4月から正式にスタートする予定だったが、営業自粛の影響により工事に使用する予定の資金も無くなり、継続危機のまま工事も施工できていない状態だ。しかし同店は9/4(金)から本格的な営業を再開することを発表、9月から11月までの3ヶ月にわたり、『OPENING SERIES』と題したイベントを平日・週末を問わず開催する。
店舗内では十分な感染対策を実施した上でイベントを開催、また9/3まで行っているクラウドファンディング『SPREAD CONTINUE PROJECT』を反映した音響・照明システムのパワーアップも随時行っていく。
下北沢SPREADが9月の第一週末より本格的に始動します。
2月末のプレオープンから1ヶ月も営業しない内に、行政からの全国的な不要不急の外出自粛要請を受け、弊店も例外なく新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止への配慮を要され、約5ヶ月もの間、本来あるべき姿での営業を行うことができませんでした。そんな最中でも5月から6月にかけて行ったサブスクリプション制の1ヶ月配信番組『VIDEO SERVICE “AMUSEMENT”』では、115組のアーティストの方にお力添えをいただき、1000人以上もの視聴者の方々に支えていただきました。そして現在9月3日までCampfireで実施している、音響・照明の設備工事を行った上での営業継続を目的としたクラウドファンディング『SPREAD CONTINUE PROJECT』では、8月31日時点で135人の方々にご支援をいただいております。ほぼ実績のない全く新しいスペースにも関わらず、色々な場所から様々な形で運営チームを懇意にしていただき、この5ヶ月間、何度皆様に感謝を申し上げても足りないほどに私たちは救われてきました。
しかし、音楽を鳴らすための形を持って生まれたスペースは生き物のようなもので、エントランスの扉を開けて様々な“気”を吸い込んでいかなければ衰弱し続けていきます。これはSPREADに限ったことではありません。ですが、そういった意味で申し上げると、SPREADはもう極限状態を迎えています。私たちに残された決断は、扉を開き、店をオープンすること。このスペースが少しずつでも本来あるべき姿形となり息を吹き返していくために、9月より様々な世代の幅広いジャンル/スタイルのオーガナイザーとアーティストの方々と力を寄せ合っていただき、イベントを開催していきます。そして、ここに『オープニングシリーズ』と題した、暫定のイベントプログラムとラインナップを発表致します。どれもがSPREADから発信をしたくて堪らなかった、国内シーンの息吹となり得るイベントたちです。
もちろん、より長く営業を続けていくために店舗内では十分な感染対策を実施した上で、密になり過ぎないよう配慮をしていきます。そして『SPREAD CONTINUE PROJECT』でのご支援にお応えするべく音響・照明システムのパワーアップも継続的に行なっていきます。満を辞しての再起、そして飽くなき成長を続ける“音楽の遊び場”に、是非とも足を運んでいただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。
SPREADスタッフ一同
文責 SPREAD制作担当 松原裕海 / Romy Mats
Info
https://camp-fire.jp/projects/view/313068?list=projects_fresh