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Denzel Curryが残り3枚のアルバムでラッパーを引退し漫画家になる考えを明かす

2月にはKenny Beatsとのジョイントプロジェクト『UNLOCKED』を発表し話題を呼んだDenzel Curry。そんな彼が、インタビューの中で残り3枚のアルバムを発表し引退する考えを明かした。

XXLによるインタビューに応えたDenzel Curryは、ラップ以外にやりたいことがあるため引退する意志を表明した。彼は「長時間スタジオの中で過ごすことが好きじゃないんだ。家に帰りたい。ノックアウトすればするほど、やりたいことが出来ていくんだ」と語り、ムエタイの練習や公園に行くこと、ガールフレンドと遊ぶようなことがしたいと語っている。また、映画やアニメを好む彼は「俺は文章を書くのが得意なんだ。音楽は全て頭の中から来ている。頭の中で書いてるんだ。俺には想像力があるからな」と語り、『カウボーイ・ビバップ』や『サムライチャンプルー』などで知られるアニメ監督渡辺信一郎と親交があることを明かした上で「いつか漫画家や小説家になりたいんだ」と、ラップを辞めた後の活動の展望についても語った。

しかしすぐに引退するという訳ではなく、残り3枚のスタジオアルバムをリリースしてから引退する計画を立てているという。それらの作品については「俺は短いアルバムが好きなんだ。10曲あれば十分だ。映画を楽しむように、俺の音楽を楽しんで欲しい。ファストフードみたいな物じゃない。フルコースの食事だよ」と説明し、また次のアルバムでは生楽器を取り入れた新たなサウンドを模索しているとも明かしている。

果たしてDenzel Curryが本当にラップを辞めてしまうのかどうかはまだ分からないが、アニメやマンガを愛していることで知られ、Kenny Beatsとの『UNLOCKED』のショートフィルムではユーモアとスリル溢れる見事なストーリーを執筆していた彼だけに、漫画家としての活動も楽しみなところである。

XXLのインタビュー全編はこちらから読むことが出来る。

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