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Kanye Westが「『JESUS IS KING』の20%はiPhoneでレコーディングされた」と明かす

先日公開されたGQのカバーストーリーに登場したKanye West。今年の大統領選でトランプ大統領へ投票することを仄かしたことも話題を呼んだが、一方で昨年リリースされたアルバム『JESUS IS KING』のレコーディングについても語っている。

Geniusによると、Kanyeは『JESUS IS KING』のレコーディングについて「iPhoneにラップするだけなんだ。あれは地球で最高のマイクだよ」として、「『The College Dropout』の3、4割はRolandのVS-1680でレコーディングした。『JESUS IS KING』の20%はiPhoneでレコーディングしたんだ」と明かした。キャリアの最初からチープな機材での制作を試していたようだが、前回の『JESUS IS KING』にもミニマルな環境でラップを録音した楽曲が含まれているのだという。

iPhoneでのレコーディングを彼が始めたのは『Yeezus』からとのことで、『JESUS IS KING』については「“Closed on Sunday, you're my Chick-fil-A”の部分はiPhoneで録ったんだよ」と、具体的に“Closed On Sunday”といった楽曲にiPhoneで録音した音源が含まれていることも明かしている。

アプリや本体の発展に伴いiPhoneで楽曲制作することは徐々に一般的になりつつあり、例えばThe InternetのSteve LacyがKendrick Lamarmの“PRIDE.”のビートをiPhoneで制作したことは大きな話題を呼んだ。またMadlibが昨年リリースのアルバム『Bandana』を全てiPadで制作していたことも、ビートメイキングにおいてiPhoneやiPadが新たな武器となりつつあることを象徴している。

KanyeほどのアーティストがiPhoneを使った楽曲制作を取り入れているという事実は、これからビートメイキングやラップを始めてみたいという人々にも勇気を与えるのではないだろうか。GQによるインタビュー全編はこちらから読むことが出来る。

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