2020年の大統領選を控えているアメリカ。そんな中、かねてよりトランプ大統領への支持を表明してきたことで物議を醸し、また2024年の大統領選には自身も出馬することを計画しているKanye Westが今年の大統領選への自身の考えを明かしている。
XXLによると、Kanye Westは今週水曜日に公開されたGQのカバーストーリーに登場。そこで今回の選挙について尋ねられた彼は「今回は絶対に投票する。そして、誰に投票するかももうみんな分かっている。周りの人間や、俺のキャリアを終わらせようとしている人々の意見は聞かない。なぜなら、俺はまだここにいるからだ。『JESUS IS KING』はナンバーワンだった」と語り、暗に周囲の忠告などを聞かずトランプを支持し続けることを仄かしている。
続けて「自分自身の意見を持てなくて何がセレブリティなんだ?みんな、自分の意見は自分で作ればいい。そうだろ?」として、かねてより彼が主張している「黒人だからといってトランプを支持していけないわけではない」との意見を改めて強調した。
先月にはWall Street Journalの取材に対し「俺は黒人だけど、MAGAハットを被っている。想像出来るか?あの経験(トランプ支持を表明したことで受けた批判)は、俺が有名になる前に黒人として感じていたことを思い出させてくれた。“アパレルの話をするな”と言われたり、“お前は黒人だから民主党支持だ”と決めつけられたりな」と語っていた彼は、社会的に課せられる役割やイメージから逃れるためにトランプ支持を表明している、ということを何度も主張していた。トランプ大統領の政策や言動ではなくある種の逆張りで彼を支持しているKanyeは、そのことによって受ける批判を耳に入れない辺りにトランプと自身を同一視しているような傾向が見られる。実際、以前彼は「トランプは俺と同じ龍のエネルギーを持っている」という半ば支離滅裂な発言や、「トランプ支持者はリベラルから“いじめ”に遭っている」との言葉も発していた。
果たして今後もKanyeのトランプ支持は揺るがないのだろうか?インタビューの全文はこちらから。