神戸出身のラッパー小林勝行は、2011年に発表した1stアルバム『神戸薔薇尻』日本の地方都市に生きるアウトローの半生を生々しく描き、一部批評家やリスナーから熱狂的な支持を集めたが、その後の活躍を期待されていた矢先、活動を休止する。
ドキュメンタリー映画『寛解の連続』は、活動休止から数年後に小林勝行とカメラマンの光永惇が、彼の入院していた精神病院に来ていた—小林勝行が自身の抱える躁うつ病や隔離病棟での体験、障がい者介護に従事する日常、信仰する宗教のことなどをテーマにした2ndアルバム『かっつん』を発表するまでに密着した、記憶の記録となっている。
光永は誰からも頼まれていない映画製作を一人で開始し、監督、撮影、編集、プロデューサー、全てをDIYで貫徹。小林勝行の音楽への惜しみないリスペクトと、ともに過ごした時間の重みから制作された映画は軽自動車で小林勝行の記憶をめぐる旅に同行するうち、カメラを、観客を、思いもよらぬ地平に連れて行く。
映画『寛解の連続』は、5/23(土)より神戸・元町映画館にて公開となる。
Info
撮影・編集・監督・プロデューサー:光永惇
出演:小林勝行 市和浩
音響:小林宏信
題字:?OLID
製作・配給・宣伝:?ardinehead Pictures
2019/日本/112 分/DCP/カラー/1:16/ステレオ
©2019sardineheadpictures
2020年5月23日(土)神戸・元町映画館にて1週間限定レイトショー!