待望の来日公演も決定し、グラミー賞の主要4部門を独占したBillie Eilishが、Vogueのインタビューに登場している。
彼女の音楽との出会いなどが語られているインタビューで、リリックについて興味深い論点が主張されている。Billieは自身の楽曲の中で語られるストーリーの多くがフィクションであることを認め、兄のFinneasと創造したキャラクターの視点からストーリーを作り上げるのを楽しんでいるという。また同じように楽曲の中でキャラクターを作り上げているアーティストとして、Tyler, The CreatorやLana Del Reyの名前を挙げて賞賛している。
しかしBillieは、「ストーリーがリアルじゃないからと言って、それが重要ではないというのは違う」と述べ、「楽曲の中で嘘をつくこととストーリーを描き出すことは異なる」と主張する。Billieは多くのラップの楽曲が嘘をついていると述べ「私が知っているラッパーの楽曲でも"俺は(AK-47の)銃を持ってるぜ、俺はなんたらかんたら"って言ってるけど、何言ってんの?銃持ってないじゃんって感じだし、"俺のビッチが"とか言ってるけど、どのビッチだよって感じだし、あれは上辺だけだね、私がやっていることとは違う」とラッパーと自分の違いを強調した。
Billieの言っているラッパーがどのラッパーかは明かされていないが、ラッパーがリリックで嘘をつくというのはよく主張されることで、最近でもDrakeが実父からリリックについて事実と異なると述べていた。
Billie Eilishが登場したVogueのインタビューはこちらから読むことができる。