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DJ PremierがLil Uzi Vertが“Mass Appeal”のビートでのフリースタイルを拒否したことについて語る

DJ Premierと故Guruによる伝説的ヒップホップデュオGang Starr。先日、突如として約16年ぶりとなるニューアルバム『One of the Best Yet』をリリースし、各所で話題を呼んでいる中、DJ PremierがGeniusの『For The Record』に登場。リードシングル“Family and Loyalty”の制作などについて語っている。

“Family and Loyalty”にはフィーチャリングアーティストとしてJ.Coleが参加しているが、PremierによるとJ.Coleに声をかける前にDrakeとKendrick Lamarにも声をかけていたそう。

「最初、俺はDrakeに参加してほしかったんだ。なぜなら、『Scorpion』の“Sandra's Rose”で俺達は一緒に曲を作ったからね。でもその当時、彼は文字通りツアーに縛られていて、時間的に実現できなかった」と彼は語り、続けて「俺はKendrickにも参加してほしかった。でも、彼は彼自身のアルバムの制作が忙しいって言われたんだ。実際、彼は自分のアルバムを出した。クールだよね。全然問題ないよ。それで俺は“Coleはどうかな”ってなったんだ」とJ.Coleが参加することになった経緯を語っている。

最初、PremierはJ. Coleに“So Many Rappers”のビートを送ったそうなのだが、同曲のテーマをすでにColeは“Middle Child”でラップしていたため、代わりに“Family and Loyalty”のビートを送ったとのこと。その後、すぐにColeから「兄弟、鳥肌が立ったよ。これはドープだ」と返信が来たそう。1番初めに彼が求めたのがDrakeだったというのが少々意外だが、ばっちりかましているJ.Coleもさすがと言えるだろう。

また、彼は自身とLil Uzi Vertの関係についても語っている。というのも2016年にLil Uzi VertがHot 97のインタビューに登場した際に、Gang Starrの名曲“Mass Appeal”のビートでフリースタイルするのを拒否するという一幕があったからだ。
実際、Premierはこの一件について「彼が俺のビートで必ずしもライムする必要はないよ。全ては愛だ」と全く気にしていないそう。さらに彼は「Uziは俺に“よお、兄貴。あれは俺が“Mass Appeal”のビートでラップをしたくなかったってわけじゃない。“Mass Appeal”のビートがワックだとかそういうわけでもない。あれはただ俺がラップしたいビートのスタイルじゃなかっただけだ。“Full Clip”のビートだったら、ラップしてただろうね”とDMを送ってきた」とLil UziがDMしてきたことを明かした。

実際、Premierは現在制作中のアルバム『PRhyme 2』にて、Lil Uzi Vertとのコラボを画策しているそうなのだが、スケジュールの都合で実現するかは分からないとのこと。DJ PremierのビートとLil Uzi Vertがどのような化学反応を見せるのか気になるところだ。

インタビュー全編は下の動画から。

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