“Girls Need Love”のヒットを皮切りに、先日リリースされたデビューアルバム『Over It』ではBeyonceの『Lemonade』が保持していた記録を打ち破るなど文字通り人気アーティストの仲間入りを果たしたSummer Walker。しかし、そんな彼女が『Over It』のツアー後に引退することをほのめかした。
先週土曜日、彼女は自身のInstagramを更新。自身の思いを綴っている。
「あなた達が私にふさわしくないって確信した(笑)私は初めから分かってた」という書き出しで始まるキャプションには続けて「皆は音楽を手に入れられるけど、私は外に出なければならない。インタビュー、フォトシュート、MV、ライヴなんてクソ食らえ。私はツアーは最後までやるつもり。私はただの普通の人間で、それ以上でもない。人々は名声を手に入れて、それに酔いしれるの(笑)私は最初からずっと私だし、これまでと違うように振る舞ったことも、違うように話したことも、人々を違うように扱ったり、見たりしたこともない。皆期待しすぎ」と怒りを爆発させている。完全に引退を宣言したわけではないが、相当ストレスがたまっているようだ。
もちろん、アーティストの引退宣言というのは本気で受け取るものではないというのはもはや衆知の事実であろうが、彼女は果たして本当に引退してしまうのだろうか。
ちなみに、Summer Walkerは以前には自身の不安障害を明かしている。NPRの人気企画『Tiny Desk Concert』に出演した際に彼女は「見て、私はこの場に居られてとても興奮しているのだけど、私はクソみたいな不安障害なの」と述べており、さらに「私はむちゃくちゃ緊張していて汗をかいているけど、これは私にとってとても刺激的。私はいつもこの番組を観てた」とかなり緊張していることを明かしていた。
まだ、23歳と若い彼女だが、若いゆえに感じるストレスもかなり多いのだろう。彼女の決断に我々が口を挟むことは出来ないが、ファンとしては引退しないでほしいという気持ちが正直なところだ。