幾度とない延期を経て、先日ついにリリースされたKanye Westのニューアルバム『Jesus Is King』。また、同アルバムの発表とともに公開された彼の映画『JESUS IS KING』が3日間で興行収入100万ドルを達成するなど、しばらく話題は尽きそうにない。そんな中、アルバムの2曲目に収録されている楽曲“Selah”のトラックが人気ゲームソフト『ゼルダの伝説』のBGMに似ていると話題になっている。
今回、話題に上がった『Jesus Is King』の2曲目に収録されている“Selah”は、‘Hallelujah’と連呼するコーラスが印象的な楽曲だが、Nintendo Lifeによると同曲のコード進行が1998年に発売されたゲームソフト『ゼルダの伝説:時のオカリナ』のサウンドトラック“ゲルドの谷”と似ているとのこと。
2つの曲を別々に聴くと、あまり似ていると感じないかもしれないが、Twitter上ではこの両者をマッシュアップしたものを聴くことが出来る。
noticed something while listening to the new kanye album... pic.twitter.com/q1nRklkhf4
— Louie Zong (@everydaylouie) 2019年10月25日
こう聴くと確かにどことなく似ているような気がしないでもない。しかし、直接“ゲルドの谷”をサンプリングしたというよりは、先述したようにコード進行がかなり近いと言えるだろう。
ちなみに『ゼルダの伝説』の他のサウンドトラックや、『スーパーマリオブラザーズ』、『ドンキーコング』など任天堂のゲームのサウンドをサンプリングしているラッパーは非常に多い。Geniusではそれらをまとめた動画も公開されている。
Kanyeに関して言うと、アルバム『The Life Of Pablo』に収録されている楽曲“Facts”でカプコンのゲームソフト『ストリートファイター2』のサウンドをサンプリングしている。
今回の“Selah”に関してはサンプリングしたわけではないと思われるが、ゲーム音楽とヒップホップの関係性を改めて認識させられるニュースであった。