音楽やファッションのみならず、以前より建築にも興味を示していたKanye West。そんな彼はカラバサスに新興住宅を建設する計画を実行しており、7月にはそのプロトタイプが完成していた。しかし今回、せっかく建設された住宅のプロトタイプが取り壊されてしまったことが報じられている。
Complexによると、Kanyeが建設した住宅は300エーカーにも及ぶ広大な土地を使っていたが、建設の許可を取得していなかったため建築基準法に違反していたことが判明。近隣住民たちがロサンゼルス当局に苦情を入れ、取り壊しが決定してしまった。
今週月曜日、TMZがKanyeによる住宅の取り壊しが進んでいることを報道。『スターウォーズ』シリーズに登場する惑星タトゥイーンにインスパイアされたユニークな建築だったが、今では見る影も無い有様となってしまったようだ。建築物はいずれもコンクリートの上に建てられていたため基礎も安定しておらず、永続性のある建築ではなく「オブジェ」として規定されるという。撤去は9月15日までに完了されていなければならず、作業が急ピッチで進む様子が確認されている。
最近Kanyeはワイオミングに1400万ドル(約15億円)の不動産を購入したことが明らかになっている。これが以前明かされていた教会の建設計画のために用いられるのかどうかは不明だが、いずれにせよ、彼の建築への興味は今の所尽きる気配が無さそうだ。