先月、1969年に開催された伝説的な音楽フェスWoodstock Festivalの50周年を記念して開催が予告されていたイベント『Woodstock 50』が中止になる可能性が浮上したことをお伝えしたが、今回『Woodstock 50』が新たな危機に直面していることが分かった。開催地を失ったのだ。
Varietyによると今週月曜日、フェスの開催地候補となっていたアメリカのニューヨークにあるサーキット場であるWatkins Glen Internationalが「Watkins Glen Internationalは契約規定に従ってWoodstockとの契約を解除した。そのため、WGI(Watkins Glen International)はWoodstock 50を開催しない」と声明を発表した。フェスの開催は8月16日を予定しているが、開催地を失った今、予定通りフェスを行うことが出来るとは到底思えない。
ちなみに、『Woodstock 50』の主催者はフェスの開催費用として投入された1780万ドル(約19億円)回収するために、元々の出資者であった電通を相手取り、訴訟を起こしていた。先月には『Woodstock 50』は計画通り行うことが出来るといった内容の判決が下されたようだが、電通からの財政的支援はもう見込めないと見られていた。
Judge rules Woodstock 50 Festival may go ahead as planned ! Dentsu Aegis had no right to cancel the Festival. Michael Lang thanked all the Artists and representatives for their support and looks forward to an amazing and inspiring Festival in August .
— WOODSTOCK (@woodstockfest) 2019年5月15日
しかし、上記の電通との諍いが解決した直後、『Woodstock 50』の主催者は新たな出資者としてアメリカの投資銀行であるOppenheimer & Co.と契約を結んだとVarietyで伝えられている。ひとまずお金に関する問題は解決したようだが、次は新たな開催地を探さなければならない。
次から次へと問題が発生する『Woodstock 50』だが、ここまでアクシデント続きだと主催者側に何か問題があるようにしか思えない。開催予定日の8月16日はもう目前に迫っているが、予定通り開催することは出来るのだろうか?
It's time #Woodstock50☮️♥️? pic.twitter.com/gvyCXegh6F
— WOODSTOCK (@woodstockfest) 2019年3月19日