今月の始め、ニューヨークのスタッテン島に「Wu-Tang Clan地区」が完成し話題を呼んだ。彼らに続き、同じくニューヨークのレジェンドであるNotorious B.I.G.の名を冠した通りが来月に完成することが明らかとなった。
Billboardが報じるところによると、Notorious B.I.G.の故郷であるブルックリンの交差点を彼にちなんだ名前に改名し、6月10日に記念式典を行うことがChristopher Wallece記念財団によって発表されたという。改名されるのはFulton StreetとGates Avenueの間にある交差点で、式典にはNotorious B.I.G.の遺族数名が出席予定とのこと。
計画を主導していたLeRoy McCartneyはRolling Stoneの取材に対し「Biggieの名誉を讃えることは一人の人物を象徴するにとどまりません。カルチャー、街、人々、世界のヒップホップを象徴しているのです」と、ラッパーの名を冠した地区や通りを作ることの意義を語っている。
「Wu-Tang Clan地区」と同じく、古くからヒップホップに何らかの形で関わってきた人々を勇気づけるだろうこの計画。「Notorious B.I.G.通り」の完成が今から楽しみである。