アーティストを街で見かけた際に盗撮しようとしてアーティストとのトラブルが発生することは多い。以前はEarl Sweatshirtが自身を撮影しようとしたファンの携帯をはたき落したことが報じられたが、それと全く同じ行動に出たOffsetが思わぬ危機に瀕しているようだ。
先月23日、アトランタのショッピングモールで買い物をしていたOffsetを見かけたJunior Gibbonsという18歳の少年がスマホで彼を撮影しながら「よおOffset」と声をかけたところ、激昂したOffsetにスマホを叩き落とされてしまった。その後少年の母親がTwitterにその動画を投稿し、息子のスマホが割れてしまったとして抗議。さらに彼女がスマホの弁償を求めて警察に通報を行なったことも伝えられた。
This is how @OffsetYRN reacted when my son saw him at target. When he wanted to take a video of the rapper he smashed his phone out of his hand pic.twitter.com/bXZHi9ciei
— MARIBEL GIBBONS (@MaribelGibbons) April 27, 2019
XXLによるとOffsetは昨日、少年のスマホを壊した罪で警察によって逮捕状を出されてしまったという。ジョージア州の法律では500ドル以上の他人の持ち物を故意に壊した場合刑事事件として扱われるようで、少年のスマホの値段が800ドルだったために逮捕される可能性が浮上したようだ。
もちろんアーティストはアーティストである前に一人の人間であるため、許可を得ず勝手に撮影する行為は決してあってはならないことだ。しかし上の動画のように強く携帯を叩き落とすことも同じくあってはならないことなので、今回の件に関してはやりすぎてしまったOffsetにも問題があったと言える。
またしても法的なトラブルを抱えてしまったOffsetだが、好きなアーティストと裁判で争うという悲しい思い出を作らないためにも、アーティストの盗撮は絶対にしないようにしたいところだ。